冬の雪かきを劇的に楽にするマキタの除雪アタッチメントであるSN400MPは、40VmaxのMUX01Gや18VのMUX60D、MUX18Dで使える便利なツールです。
今回は導入前に気になる価格や実際の口コミ、評判を私なりに詳しくまとめました。
重い雪でもしっかり飛ぶのか、18Vのバッテリーでも十分なのかといった不安を解消し、安全に使いこなすためのコツを分かりやすく解説します。
記事のポイント
- マキタの除雪アタッチメントであるSN400MPが持つ具体的な除雪能力とスペック
- 実際に使用しているユーザーのリアルな評判とメリット・デメリット
- バッテリーの持ちを良くするための管理方法と雪詰まりを防ぐメンテナンス術
- 事故を防ぐための公的な安全ガイドラインと正しい操作手順
マキタの除雪アタッチメントSN400MPの基本性能

まずは、この製品がどれくらいのパワーを持っているのか、基本的なスペックから見ていきましょう。単なる「電動の雪かき」と侮れない、マキタらしいエンジニアリングが詰まっています。
40VmaxのMUX01Gが実現する強力な除雪
このアタッチメントの真価を発揮させるなら、やはり40VmaxシリーズのパワーヘッドであるMUX01Gとの組み合わせが最強です。エンジンの排気量に換算しても引けを取らない高トルクで、一気に雪を跳ね飛ばしてくれます。
マキタの最新技術であるBLモータ(ブラシレスモータ)は、雪の重さに合わせて回転数を一定に保とうとする定回転制御機能を搭載しています。
これにより、少し重たい雪がオーガに入ってきても、回転が落ち込むことなく安定して除雪を続けられるのが大きな魅力ですね。
投雪距離12mを誇るスペックとクリアリング幅
スペック表を見て驚くのが、その投雪距離です。40Vmaxモデルで使用した場合、最大で約12m先まで雪を飛ばすことができます。これは一般的な家庭の庭や駐車場であれば、十分に敷地外や指定の雪捨て場まで届く距離と言えるでしょう。
また、除雪幅(クリアリング幅)は300mmとなっており、玄関前の階段や狭い歩道を通るのにジャストサイズです。
一見すると幅が狭く感じるかもしれませんが、その分、取り回しの良さが抜群で、細かい場所の雪をピンポイントで飛ばすのに適しています。
- 最大投雪距離:約12m(40Vmaxヘッド使用時)
- 除雪幅:300mm(都市部の歩道に最適)
- 対応雪深:新雪なら300mmまで対応可能
マキタのスプリットシリーズは、使用するパワーヘッドの電圧によって除雪能力が大きく変わります。
お手持ちの機種、あるいは導入予定のモデルでどれくらいの作業ができるのか、こちらの比較表でチェックしてみてください。
ベース機別に見るSN400MPの性能比較
| 項目 | 40Vmax(MUX01G) | 18V×2(MUX60D) | 18V(MUX18D) |
|---|---|---|---|
| 最大投雪距離 | 約12m | 約9m | 約7m |
| 除雪幅 | 300mm | 300mm | 300mm |
| 最大除雪深 | 300mm | 200mm | 150mm |
| 総重量(装着時) | 約9.3kg | 約9.4kg | 約8.0kg |
※数値は粉雪など、条件の良い状態での目安です。雪質により大きく変動します。
本体の重量感と操作性を高める重心バランスの工夫
アタッチメント単体の重量は4.9kg、パワーヘッドを含めると約9.3kgほどになります。数字だけ聞くと重そうに感じますが、実際に使ってみると後方に重心がある設計のおかげで、先端を浮かせる操作が意外とスムーズです。
マキタは人間工学(エルゴノミクス)を意識した設計を得意としており、ループハンドルを支点にテコの原理を使えば、腕の力だけで持ち上げる必要はありません。
雪面にオーガを軽く接地させて、スキーのように滑らせながら前進するのが、腰を痛めないコツですね。
スプリット式ならではの収納性と通年稼働のメリット
私がこのシステムを気に入っている最大の理由は、「冬しか使わない道具」にならない点です。一般的な除雪機はシーズンオフの置き場所に困りますが、SN400MPはアタッチメントを取り外せば非常にコンパクトに収納できます。
春になれば草刈り、秋には落ち葉掃除のブロワといった具合に、一つのパワーヘッドを一年中使い回せるため、投資対効果(コスパ)が非常に高いんです。
これはマキタのバッテリーエコシステムを既に持っている人にとって、大きなアドバンテージになりますね。
住宅街での早朝作業を可能にする優れた静音性
早朝の除雪で一番気になるのが近所への騒音ですよね。
エンジン式の除雪機だと「バリバリ」という轟音が響きますが、電動のSN400MPは驚くほど静かです。モーターの駆動音と雪が飛ぶ音だけで、隣人の安眠を妨げないレベルで作業が可能です。
この「静かさ」は、単なる便利機能ではなく、現代の住宅密集地においては、近所トラブルを避けるための必須の機能と言っても過言ではありません。安心して朝一番の雪かきに取り組めるのは、精神的にもかなり楽になりますよ。
マキタの除雪アタッチメントSN400MPの運用と評判

スペックだけでなく、実際の現場でどう動くのか、ユーザーのリアルな声をもとにした運用のコツを見ていきましょう。ここを知っておくだけで、失敗のリスクを大きく減らせます。
実際の口コミから分かるベタ雪や湿雪への対応能力
ユーザーの評判をチェックすると、サラサラの新雪に対する評価は満点に近い一方で、水分を含んだベタ雪については少しコツがいるという声が見られます。
重い雪だと、どうしても投雪距離が落ちたり、内部で雪が詰まりやすくなったりします。
しかし、これは電動に限った話ではなく、小型の除雪機全般に言えることです。水分が多い時は、一度に欲張って深く削りすぎないように少しずつ進むのが、口コミでも推奨されている賢い使い方ですね。
雪詰まりを防ぎ投雪をスムーズにするシリコンスプレー
湿った雪を相手にする際の裏技として、プロの間で有名なのがシリコンスプレーの活用です。作業を始める前に、オーガの内側やシュート(雪の出口)にスプレーを吹き付けておくだけで、驚くほど雪離れが良くなります。
撥水効果のあるシリコン被膜が摩擦を減らしてくれるので、雪詰まりの頻度が劇的に減ります。これはマキタの公式でも推奨されているわけではありませんが、現場の知恵として非常に有効な手段です。ぜひ試してみてください。
シリコンスプレーは安価なもので十分ですが、「超撥水」タイプを選ぶとより効果が長持ちします。作業後に汚れを落としてからスプレーしておけば、次回の作業がスムーズになりますよ。
氷点下でのバッテリのスタミナを保つプレヒート技術
冬場の電動工具で一番の悩みは、寒さによるバッテリーの性能低下です。リチウムイオンバッテリーは気温が低いと放電効率が下がり、「全然パワーが出ない」「すぐ切れる」といった状態になりがちです。
対策はシンプルで、バッテリーを作業直前まで室内で保管しておくことです。
15℃〜20℃程度の暖かい場所に置いておき、使う直前に装着する「プレヒート(予熱)」を行うだけで、本来のスタミナをしっかりと引き出すことができます。外に放置したキンキンのバッテリーをそのまま使うのは避けましょう。
| 保管環境 | 動作への影響 | 作業時間の目安 |
|---|---|---|
| 氷点下の倉庫 | パワー不足・急停止の恐れあり | カタログ値の50%〜60% |
| 暖かい室内(推奨) | 初期から最大パワーを発揮 | カタログ値通り(約100%) |
安全ガイドラインに沿った正しい雪詰まりの除去方法
除雪機で最も怖いのが、回転部への巻き込み事故です。もし雪が詰まってしまったら、焦って手で掻き出そうとするのは絶対NGです。経済産業省などの公的なガイドラインでも厳重に注意喚起されています。
雪が詰まった際は、必ずバッテリーを物理的に取り外し、回転が完全に止まったことを確認してから、付属の雪かき棒を使って除去してください。
残留トルクでオーガが急に動く可能性もあるため、自分や周囲の安全を最優先に考えた行動をお願いします。
- 安全装置(デッドマンクラッチ)をテープ等で固定して使い続ける
- 電源を入れたまま、回転部に手や足を近づける
- 雪が詰まったまま無理に回し続けてモーターに負荷をかける
シャーボルトの交換方法と長く使うための点検ポイント
固い氷や石を噛んでしまったとき、モーターを守るためにわざと壊れるようになっているのが「シャーボルト」です。これが折れるのは故障ではなく、製品を守るための安全機能です。
予備のボルトと10mmのレンチは常にセットで保管しておきましょう。また、ドライブシャフトはスチール製で頑丈ですが、定期的なグリスアップを行うことで、摩耗を抑えてより長く愛用することができます。
異音がし始めたら無理せず、販売店での点検を検討してください。
マキタの除雪アタッチメントSN400MPの賢い選び方
- アタッチメント単体(SN400MP):約40,000円前後
- パワーヘッド+バッテリー+充電器セット:約60,000円〜80,000円前後
- システム合計導入費用:約100,000円〜120,000円
※上記価格はあくまで一般的な市場価格に基づく目安であり、販売店やセール時期によって変動します。また、バッテリーの容量(4.0Ahや5.0Ahなど)によってもセット価格は異なります。正確な最新価格については、必ずマキタ公式サイトや正規販売店のカタログをご確認ください。
※互換バッテリーを使用される場合は、個人の責任において適合性と安全性を十分にご確認の上、ご判断いただくようお願いいたします。
結論として、マキタの除雪アタッチメントであるSN400MPは、すでにマキタのバッテリー環境を構築している人にとって、最高の冬のパートナーになります。
特に40Vmaxユーザーであれば、そのパワーに不満を持つことは少ないでしょう。
一方で、18Vモデルでの運用を考えている場合は、除雪範囲や雪の重さを考慮して、無理のない範囲で活用するのがポイントです。
正しく使いこなして、今年の冬を快適に乗り切りましょう!

