飛行機に乗るときにモバイルバッテリーを持っていくのは当たり前ですが、その容量が160whを超えると持ち込みができなくなるのを知っていますか。
2026年から始まる新ルールや預け入れの禁止など、旅行前に知っておきたいポイントは意外と多いものです。せっかくの旅行でバッテリーを没収されないために、私が調べた最新の制限ルールを分かりやすくお伝えします。
この記事を読めば、空港の保安検査場で慌てることなく、安心して空の旅を楽しめるようになりますよ。
記事のポイント
- 160Whという制限の正体と自分が持っているバッテリー容量の計算方法
- 2026年4月から国内線で適用される機内での充電や使用に関する禁止事項
- 預け入れ荷物が絶対にNGな理由と保安検査で没収されないための具体的な対策
- 航空会社の事前承認が必要なケースやリコール対象品に関する最新の注意点
飛行機のモバイルバッテリー持ち込み基準|160Whルール

飛行機に持ち込めるバッテリーには、世界共通の明確なルールがあります。まずはその基本となる160Whという基準と、なぜそれが設定されているのかを見ていきましょう。
容量をmAhからWhへ計算する方法
多くのモバイルバッテリーには「10,000mAh」や「20,000mAh」と書かれていますが、航空会社の基準は「Wh(ワット時)」です。この変換ができないと、自分のバッテリーが持ち込めるのか判断できませんよね。
計算式は非常にシンプルです。
一般的なリチウムイオンバッテリーの内部電圧は3.7Vとして計算します。例えば、20,000mAhのバッテリーなら「3.7V × 20,000 ÷ 1000 = 74Wh」となり、100Wh未満なので承認なしでOKということがわかります。
43,243mAhを超えると160Whの壁にぶつかると覚えておくと便利ですよ。
| 表記容量 (mAh) | Wh換算 (3.7V) | 持ち込み判定 |
|---|---|---|
| 10,000mAh | 37Wh | 制限なし |
| 27,000mAh | 99.9Wh | 100Whの境界線 |
| 43,243mAh | 160Wh | 160Whの限界点 |
預け入れ荷物への収納は完全に禁止
モバイルバッテリーをスーツケースに入れて預けることは、容量に関わらず世界中で完全に禁止されています。
リチウムイオンバッテリーは衝撃や気圧変化で熱暴走を起こすリスクがあり、貨物室で火が出ると発見が遅れて大惨事につながるからです。
万が一、預け入れ荷物の中に紛れ込ませてしまうと、X線検査で見つかって呼び出されたり、最悪の場合は中身を破棄されたりすることもあります。必ず手荷物として自分と一緒に客室へ持ち込むようにしましょう。
国内線と国際線の最新ルールを解説
2026年現在、国内線・国際線ともに160Whの基準は変わりませんが、運用の厳格さが以前とは違います。
特に国際線では、海外の空港において「少しでも容量が怪しい」と判断されると、その場で没収されるケースが急増しています。
国内線でも、2026年4月中旬から国土交通省の指導により、持ち込める個数が「1人2個まで」に制限する動きが全社的に広がっています。
以前のように「小さいものなら何個でもOK」というわけにはいかないので注意が必要です。
2026年の機内使用や充電の禁止措置
2026年の最も大きな変更点がこれです。日本の多くの路線において、機内でのモバイルバッテリーの使用と充電が原則禁止となりました。
統計的に充電・給電中の発火トラブルが多いため、安全を最優先した措置です。
- モバイルバッテリーでスマホを充電する行為は禁止
- 機内のコンセントからバッテリー本体を充電することも禁止
つまり、バッテリーは「目的地に着いてから使うためのもの」として持ち込むことになります。
フライト中に電池切れで困らないよう、搭乗前に空港のゲート付近などでスマホ本体をフル充電しておくのが今の旅の新常識です。
大容量品の個数制限や事前承認手順
100Whを超え160Wh以下のバッテリーを持ち込む場合、当日にカウンターで言えばいいわけではありません。
多くの航空会社では、搭乗の48時間前までに公式サイトのフォームなどから事前承認を求めています。
承認なしで持ち込もうとすると、検査場で足止めを食らう可能性が非常に高いです。
承認メールのキャプチャをスマホに保存しておき、いつでも見せられるように準備しておくのがスマートな旅人のやり方ですよ。
飛行機で「160Wh以下」を守るモバイルバッテリー対策

ルールを知るだけでなく、現場で自分の大切なバッテリーを守るための実践的なテクニックをご紹介します。
本体に容量の印字がない製品の注意点
これ、実は一番怖い落とし穴なんです。どれだけ計算して160Wh以下だと主張しても、本体の容量印字が消えている製品は高確率で没収されます。検査員は現物の表示でしか判断できないからです。
長年使っていて文字が薄れているものは、もう飛行機には乗せられないと考えたほうがいいです。
買い替えを検討するか、メーカーの公式スペック表のコピーを用意しておきましょう(それでも断られることはありますが…)。
Anker等のリコール対象品は持込不可
ここ数年、Ankerなどの主要メーカーで発火リスクに伴う大規模なリコールが発生しています。
2024年〜2025年に発表されたリコール対象モデルは、たとえ容量が小さくても持ち込み・預け入れともに厳禁です。
最新の保安検査場ではAIスキャナーがリコール品の形状を判別できるようになっています。出発前に必ず公式サイトで自分のモデルが対象でないか確認してください。
端子保護などショート防止の必須対策
カバンの中で鍵や小銭とバッテリーの端子が触れ合い、火が出る事故を防ぐために「短絡(ショート)防止措置」が義務付けられています。
難しく考える必要はありません。端子部分を絶縁テープで覆うか、個別のビニール袋や専用ポーチに入れるだけでOKです。これだけで検査がグッとスムーズになりますよ。
審査を通過しやすいおすすめ製品紹介
2026年の厳しい規制環境下で、保安検査場を「一発パス」するために私がおすすめするバッテリーを3つのカテゴリーで紹介します。特に日本メーカーや国内で手軽に買える信頼性の高いモデルを厳選しました。
事前承認不要!最強の「安全特化型」モデル
日本メーカーのエレコムが展開する、ナトリウムイオン電池搭載モデル。リチウムを使わないため熱暴走のリスクが極めて低く、これからの空の旅のスタンダードになる1台です。Wh表記も明確で安心です。
日常と旅行を兼ねる「ケーブル一体型」モデル
USB-Cケーブルが本体に収納できる最新モデル。37Whとコンパクトで、2個持ち制限の中でも扱いやすい。リコール対象外の最新設計であることを伝えやすく、持ち込みの定番として安定した人気があります。
飛行機でのモバイルバッテリー160Whルールまとめ
2026年、飛行機へのバッテリー持ち込みはこれまで以上に「準備」が必要な時代になりました。160Whという数字を意識するだけでなく、最新の機内使用禁止ルールにも対応しなければなりません。
- 160Wh超は持ち込みも預け入れも絶対に不可
- 100Wh超〜160Wh以下は事前承認が必要で1人2個まで
- 2026年4月からは機内での使用・給電が原則禁止
- 印字が読めないものやリコール品は持ち込めない
「知らなかった」でせっかくの旅行が台無しにならないよう、ルールを味方につけておきましょう!

