GoPro互換バッテリーの選び方と互換性ガイド | 各モデル別に解説

GoProカメラで動画を撮影していると、バッテリーの持続時間に悩まされることがあります。特に4K撮影など、高画質での撮影時は予備バッテリーが必須となるでしょう。そこで注目したいのが互換バッテリーの活用です。

GoProバッテリーの互換性については、多くのユーザーが気になるポイントです。互換バッテリーは純正品に比べて安価で、同じ予算でより多くのバッテリーを確保できるというメリットがあります。一方で、品質や安全性に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、GoProの互換バッテリーについて、メリットやデメリット、各モデルごとの互換性、選び方のポイントまで詳しく解説します。社外品のバッテリーを安全に活用し、撮影の幅を広げていきましょう。

なお、GoPro HERO9以降のモデルは共通のバッテリー規格を採用しているため、対応する互換バッテリーも豊富に販売されています。これから互換バッテリーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

記事のポイント

  • GoProの互換バッテリーが純正品の4分の1程度の価格で購入できるという費用対効果
  • HERO9/10/11/12で使用できる互換バッテリーの共通規格が1720mAhという仕様
  • PSEマークの有無やメーカーの信頼性で互換バッテリーの安全性を判断できる基準
  • 4K撮影では45分~1時間、通常撮影では1.5~2時間程度の撮影時間が目安
目次

GoProバッテリーの互換性と選び方

  • GoPro互換バッテリーのメリット
  • GoPro互換バッテリーの選び方

GoPro互換バッテリーのメリット

GoProカメラを長時間使用するユーザーにとって、社外品(互換)バッテリーは魅力的な選択肢となっています。最大の利点は、純正品と比べて圧倒的に安価な点です。

一般的な社外品バッテリーは1,500円前後で購入できます。一方、純正バッテリーは約6,000円するため、同じ予算で4個の社外品バッテリーを入手できる計算になります。これにより、長時間の撮影や予備バッテリーの確保が容易になります。

さらに、社外品バッテリーは選択肢が豊富です。GoProの高い人気から、様々なメーカーが互換バッテリーを製造しています。中には純正品よりも大容量のモデルも存在し、用途に応じて最適なバッテリーを選べます。

また、社外品バッテリーは万が一の故障や紛失時のリスクも軽減できます。価格が安価なため、予備を多めに持ち歩くことができ、アウトドアでの使用時も安心です。

ただし、社外品バッテリーにはデメリットもあります。品質にばらつきがある点や、純正品ほどの信頼性が得られない可能性がある点は考慮する必要があります。

GoPro互換バッテリーの選び方

互換バッテリーを選ぶ際は、いくつかの重要な基準があります。現時点での市場状況と、ユーザーレビューを基に、選び方のポイントをご紹介します。

まず重視すべきは、PSEマークの取得状況です。この認証は、電気製品の安全性を示す重要な指標となります。日本国内で正規に販売される互換バッテリーの多くは、このマークを取得しています。

次に、メーカーの信頼性を確認しましょう。実績のある日本メーカーの製品は、品質管理が徹底されており、アフターサポートも充実しています。製品保証の有無や期間も、選択の重要な要素となります。

バッテリー容量も見逃せないポイントです。HERO9以降のモデルでは、1720mAh以上の容量があることを確認しましょう。ただし、表記容量が実際の性能を反映していない場合もあるため、ユーザーレビューも参考にすると良いでしょう。

価格については、1,000円から3,000円程度の範囲で選ぶことをお勧めします。あまりに安価な製品は、品質面でリスクを伴う可能性があります。

GoPro互換バッテリーのおすすめ(モデル別)

GoPro互換バッテリーのおすすめ(モデル別)
  • GoPro HERO9
  • GoPro10 HERO10
  • GoPro HERO11
  • GoPro HERO12(最新モデル)

GoPro HERO9 の互換バッテリー

HERO9用の互換バッテリーは、HERO10およびHERO11と共通の規格を採用しています。この共通規格により、互換性の高い製品を見つけやすくなっています。

互換バッテリーを選ぶ際は、まず信頼できるメーカーの製品を検討しましょう。日本メーカーの製品は、中国製であっても品質管理が徹底されており、安心して使用できます。

バッテリー容量は、純正品と同じ1720mAh以上のものを選ぶことをお勧めします。4K動画撮影など、電力消費の大きい機能を使用する際も、安定した性能を発揮できます。

また、バッテリーの形状や端子の配置にも注目しましょう。純正品とほぼ同じ設計の製品であれば、装着時の問題やエラー表示のリスクを軽減できます。特に、バッテリー引き抜き用の帯の位置が適切であることを確認すると良いでしょう。

寒冷地での使用や長時間の撮影を予定している場合は、複数の互換バッテリーを用意するか、純正品と組み合わせて使用することをお勧めします。これにより、安定した撮影が可能になります。

GoPro10 HERO10 の互換バッテリー

GoPro HERO10のバッテリーシステムは、HERO9およびHERO11と共通の設計を採用しています。そのため、これらのモデルに対応すると明記された互換バッテリーを安心して使用できます。

バッテリーの基本仕様は1720mAhで、端子の配置も統一されています。ただし、すべての互換バッテリーが完璧な互換性を持っているわけではありません。GoProには独自のバッテリー管理システムが搭載されており、このシステムとの相性が悪い製品では、エラーメッセージが表示される場合があります。

なお、エラーが表示されても使用可能なケースもありますが、高画質モードでの撮影時間が短くなるなど、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。安全な使用のためには、HERO9からHERO11までの互換性が明確に記載された製品を選ぶことをお勧めします。

また、互換バッテリー選びでは、外観的な特徴も重要です。バッテリー引き抜き用の帯の位置や、端子の形状が純正品と同じであることを確認しましょう。これにより、装着時のトラブルを防ぐことができます。

GoPro HERO11 の互換バッテリー

HERO11は、前モデルのHERO10やHERO9と同じバッテリーシステムを採用しています。これにより、これらのモデル用として販売されている互換バッテリーを使用できます。

ただし、バッテリー選びでは単なる物理的な互換性だけでなく、安全性と性能の両面を考慮する必要があります。HERO11は高性能なカメラで、4K60fpsや5.3K撮影など、電力を多く消費する機能を搭載しています。そのため、安定した電力供給が可能な信頼性の高い互換バッテリーを選ぶことが重要です。

特に注目すべき点は、GoProのバッテリー管理システムとの互換性です。一部の互換バッテリーでは、このシステムと完全な互換性がないため、「バッテリーに関する注意」というエラーメッセージが表示されることがあります。

また、極端な温度環境での使用や、長時間の連続撮影を行う場合は、純正バッテリーの使用も検討に値します。互換バッテリーは価格面で魅力的ですが、過酷な使用条件下では純正品の方が安定した性能を発揮できる場合があります。

なお、互換バッテリーを選ぶ際は、PSEマークの取得状況や、メーカーのアフターサポート体制も確認しましょう。これらの要素は、長期的な使用における安全性と信頼性に直結します。

GoPro HERO12 の互換バッテリー(最新モデル)

GoPro HERO12は、HERO9から続く共通バッテリーシステムを採用しています。そのため、HERO9、HERO10、HERO11用として販売されている1720mAh規格の互換バッテリーを使用することができます。

ただし、HERO12は最新モデルのため、バッテリー管理システムが進化している可能性があります。そのため、過去のモデル向けの互換バッテリーを使用した場合、エラーメッセージが表示されたり、一部の高画質撮影モードで制限がかかる可能性があります。

互換バッテリーを選ぶ際は、HERO12への対応が明確に記載された製品を選びましょう。特に8K撮影や高フレームレート撮影など、電力消費の大きい機能を使用する場合は、安定した電力供給が可能な信頼性の高い製品を選ぶことが重要です。

なお、寒冷地での撮影や長時間の撮影を予定している場合は、純正バッテリーの使用も検討に値します。HERO12の高度な機能を最大限活用するためには、安定した電力供給が不可欠だからです。特に重要な撮影では、純正バッテリーと互換バッテリーを状況に応じて使い分けることをお勧めします。

また、PSEマークを取得した製品や、製品保証が付いている製品を選ぶことで、より安全に使用することができます。最新モデルであるHERO12との相性を考慮すると、実績のある日本メーカーの製品を選ぶことが賢明です。

GoPro互換バッテリーの購入ガイド

GoPro互換バッテリーの購入ガイド
  • 互換バッテリーの使用時の注意点
  • 互換バッテリーの撮影可能時間
  • 互換バッテリーの安全性について
  • GoProバッテリーカバーの重要性
  • バッテリーのPSEマーク確認方法
  • 実際の使用者の評価とレビュー

GoProの互換バッテリー使用時の注意点

互換バッテリーを安全に使用するためには、いくつかの重要な注意点があります。まず、使用前に必ずバッテリーの外観チェックを行いましょう。膨らみや変形がないか、端子部分に異常がないかを確認します。

充電時の管理も重要です。過充電は互換バッテリーの寿命を縮めるだけでなく、最悪の場合、発火や本体の故障につながる可能性があります。充電が完了したら速やかに充電器から取り外し、長時間の放置は避けましょう。

また、使用環境にも注意が必要です。極端な高温や低温環境での使用は、バッテリーの性能低下や故障の原因となります。特に真夏の車内や、厳冬期の野外での使用には細心の注意を払う必要があります。

なお、定期的なメンテナンスも欠かせません。使用後は端子部分の清掃を行い、保管時は適度な充電状態(30-50%程度)を保つことをお勧めします。これにより、バッテリーの寿命を延ばし、安定した性能を維持できます。

GoProの互換バッテリーの撮影可能時間

互換バッテリーの撮影可能時間は、使用する撮影モードや環境条件によって大きく変動します。4K60fps等の高画質モードでは、約45分から1時間程度の撮影が可能です。一方、1080p30fpsなどの標準的な設定では、1時間30分から2時間程度の撮影が可能です。

ただし、これらの数値は目安であり、実際の使用時間は様々な要因の影響を受けます。例えば、低温環境では撮影可能時間が大幅に短くなる傾向があります。また、Wi-Fi接続やGPSの使用、画面の明るさ設定なども、バッテリーの持続時間に影響を与えます。

撮影の安定性を確保するためには、予備のバッテリーを用意することをお勧めします。特に長時間の撮影や、充電が難しい環境での使用時は、複数のバッテリーを携帯することで、撮影機会を逃すリスクを軽減できます。

互換バッテリーの安全性について

互換バッテリーの安全性は、メーカーの信頼性と製品の品質管理に大きく依存します。特に注目すべきは、製品責任保険(PL保険)への加入状況です。多くの互換バッテリーを販売している実績のあるメーカーは、PL保険に加入している可能性が高く、万が一の事故時も適切な対応が期待できます。

安全性を判断する上で重要なのは、メーカーの実績です。様々な製品向けの互換バッテリーを長年販売しているメーカーは、バッテリー製造に関する豊富な知識と経験を持っています。このような実績は、製品の信頼性を示す重要な指標となります。

また、製品の保証期間や保証内容も安全性の判断材料になります。充実した保証制度を提供しているメーカーは、自社製品の品質に自信を持っている証と言えます。保証期間が長く、対応範囲が広い製品を選ぶことで、より安心して使用できます。

ただし、価格があまりに安い製品は注意が必要です。コストダウンのために品質管理が疎かになっている可能性があり、最悪の場合、発火や本体故障のリスクも考えられます。

GoProのバッテリーカバーの重要性

GoProバッテリーカバーは、単なる蓋以上の重要な役割を果たしています。防水・防塵性能を確保する上で、カバーの状態は極めて重要です。互換バッテリーを使用する際も、純正のバッテリーカバーをしっかりと閉じることで、機器の保護が可能です。

カバーには精密な防水シールが組み込まれており、これが正常に機能することで、水中撮影や悪天候下での使用が可能になります。カバーの取り付け状態が不完全な場合、内部に水や砂が侵入し、カメラの故障につながる可能性があります。

また、カバーはバッテリーの固定にも重要な役割を果たしています。高速移動時の振動や衝撃で、バッテリーが外れるのを防ぐ効果があります。特にアクションカメラとしての使用時は、この固定機能が重要になります。

なお、カバーのメンテナンスも忘れずに行いましょう。使用後は防水シールの清掃を行い、傷や劣化がないかを確認します。シールの状態が悪化している場合は、早めの交換をお勧めします。

GoProバッテリーのPSEマーク確認方法

PSEマークは、電気用品安全法に基づく安全基準を満たしていることを示す重要な認証マークです。互換バッテリーを購入する際は、必ずこのマークの有無を確認しましょう。

マークの確認は、まず製品パッケージで行います。正規のPSEマークは、「PSE」の文字と菱形のマークが組み合わさった形状をしています。ただし、パッケージだけでなく、バッテリー本体にもマークが刻印されているかを確認することが重要です。

なお、PSEマークには特定電気用品用と非特定電気用品用の2種類があります。リチウムイオンバッテリーは特定電気用品に該当するため、菱形の中に「PSE」の文字が入ったマークを確認しましょう。

さらに、信頼できる販売店やメーカーの公式サイトで購入することも、正規のPSEマーク取得製品を入手する上で重要です。海外の並行輸入品では、PSEマークが偽装されているケースもあるため注意が必要です。

GoProの互換バッテリー実際の使用者の評価とレビュー

GoProの互換バッテリーに関するユーザーレビューでは、価格面での満足度が特に高く評価されています。純正品の4分の1程度の価格で購入できることから、複数のバッテリーを確保できる点が大きなメリットとして挙げられています。

撮影時間に関しては、製品によって評価が分かれます。純正品と同等以上の性能を発揮する製品がある一方で、表記容量ほどの持続時間が得られないという報告も見られます。特に4K撮影時の性能差が顕著になる傾向があります。

耐久性については、概ね良好な評価が多いものの、長期使用による劣化速度は純正品より早いという意見が目立ちます。ただし、価格の安さを考慮すれば、コストパフォーマンスは十分との評価が多数を占めています。

一方で、バッテリー管理システムとの互換性に関する指摘も見られます。エラーメッセージが表示される場合があるものの、実用上は大きな問題にならないとの報告が多くなっています。

GoPro互換バッテリーまとめ – 選び方と注意点

GoPro互換バッテリーまとめ - 選び方と注意点
  • 互換バッテリーは純正品の約4分の1の価格で購入可能
  • HERO9以降のモデルは1720mAhの共通規格を採用
  • PSEマーク取得製品を選択することで安全性を確保
  • 一般的な価格帯は1,000円から3,000円が目安
  • 4K撮影時は45分から1時間程度の撮影が可能
  • 信頼できる日本メーカー製品がトラブル防止に有効
  • バッテリーの形状や端子配置が純正品と同一か確認が必要
  • 寒冷地や長時間撮影時は純正品との併用を推奨
  • 過充電を避け、使用後は速やかに充電器から取り外す
  • 保管時は30-50%程度の充電状態を維持
  • 高温・低温環境での使用は性能低下の原因
  • バッテリーカバーの防水シール状態を定期的に確認
  • 予備バッテリーを複数持ち歩くことで撮影機会を確保
  • 製品保証やアフターサポート体制も選択基準として重要
  • 最新モデルでは互換性エラーが表示される可能性あり
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