電熱グローブのバッテリー互換性を活用してRSタイチを安く使う方法

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電熱グローブのバッテリー互換性を活用してRSタイチを安く使う方法

冬のバイクライフやアウトドアに欠かせない電熱グローブですが、「純正バッテリーが高すぎる」「予備が欲しいけどコストを抑えたい」と悩んでいませんか。

実は、メーカーやコネクタの規格さえ理解すれば、安価な社外製バッテリーやモバイルバッテリーを流用できる可能性があります。ただし、そこには電圧の違いや安全性のリスクも潜んでいるため、正しい知識が必須です。

記事のポイント

  • 電熱グローブのメーカーごとの電圧規格とコネクタ形状の違い
  • RSタイチe-HEATなどの特定モデルで使える社外バッテリーの具体的条件
  • USBモバイルバッテリーや変換アダプタを使用したコストダウン手法
  • 互換バッテリーを使用する際の安全性リスクと選定ポイント
目次

知っておくべき電熱グローブのバッテリー互換性

知っておくべき電熱グローブのバッテリー互換性

電熱グローブのバッテリーを探していると、見た目がそっくりなものがたくさん出てきますよね。Amazonや楽天で「電熱グローブ バッテリー」と検索すると、2,000円〜4,000円程度で買える社外品が山ほど見つかります。対して、純正品は5,000円〜1万円オーバー。この価格差を見ると「安い方を使いたい!」と思うのは当然です。

しかし、何も考えずにポチるのは絶対にNGです。電熱グローブには「電圧」と「コネクタサイズ」という2つの大きな壁があり、ここが合わないとそもそも物理的に刺さらなかったり、暖かくならなかったりします。まずは基本的な互換性のルールを押さえておきましょう。

メーカーによる電圧やコネクタの違い

電熱グローブの世界では、大きく分けていくつかの電圧規格が存在します。最も主流なのが7.4Vタイプです。これは3.7Vのリチウムイオン電池を2本直列につないだもので、Savior、SunWill、Snow DeerといったAmazonでよく見るブランドや、日本のバイク用品メーカーの多くが採用しています。

主な電圧規格
  • 7.4V(主流):多くの海外製・日本製グローブで採用。パワーと持続時間のバランスが良い。
  • 7.2V:RSタイチ(e-HEAT)などが採用。7.4Vとほぼ同等と見なされることが多いが、コネクタ形状が独自の場合が多い。
  • 3.7V:薄手のインナーグローブや古いモデルで使用。パワーは弱め。
  • 5V(USB):モバイルバッテリーで動くタイプ。手軽だが発熱量は7.4Vに劣る。
  • 12V:バイクの車載バッテリーから直接給電するタイプ。最強のパワーだがバッテリー単体では駆動しない(専用バッテリーがある場合も)。

次に重要なのがコネクタの形状(プラグのサイズ)です。ここが一番の落とし穴で、電圧が同じ7.4Vでもプラグの太さが0.1mm違うだけで使えません。

世界的に最も多く使われている標準的な規格は、外径3.5mm×内径1.35mm(通称35135)や、外径3.8mm×内径1.3mmなどのDCジャックです。しかし、国内メーカー品などは外径4.0mm×内径1.7mm(4017)や、さらに特殊な防水コネクタを採用していることがあります。

「電圧」と「コネクタ形状」の両方が一致して初めて、互換性があると言えます。

コミネやワークマン製品との使い回し

バイク乗りなら誰もが知る「コミネ(KOMINE)」や、最近人気の「ワークマン」。これらの製品と、Amazonの激安バッテリーは使い回せるのでしょうか。

まずコミネですが、近年の7.4Vモデルは独自のコネクタ形状を採用していることが多く、そのままでは汎用の社外バッテリーが刺さらないケースがほとんどです。ただし、コミネは純正オプションとしてUSB→7.4Vプラグに変換するアダプタ(EK-315など)を販売しており、これを使えば市販のモバイルバッテリー(2.1A以上出力)を電源として利用できるようになります。これは非常にユーザーフレンドリーな設計ですね。

一方、ワークマンのヒーターグローブやベストは、モデルによって仕様がコロコロ変わります。専用の特殊コネクタ(四角いカプラーなど)を使っている場合は、社外品での代用はほぼ不可能です。逆に、一般的なUSB-A端子が付いているモデルであれば、スマホ用のモバイルバッテリーがそのまま使えます。

「とりあえず挿してみよう」と無理やり押し込むと、グローブ側の端子を破損させる原因になるので、ノギスなどでしっかりサイズを測るか、潔く諦める勇気も必要です。

USBモバイルバッテリーでの代用手法

「専用バッテリーじゃなくて、スマホ用のモバイルバッテリーで動かせないの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。結論から言うと、可能ですが「昇圧」が必要です。

一般的なUSBモバイルバッテリーの出力は5Vです。しかし、多くの電熱グローブが必要とするのは7.4V。そのままつないでも電圧不足で温まりません(そもそも端子が合いません)。

そこで活躍するのが、USB昇圧ケーブルトリガーケーブルと呼ばれるアイテムです。これらは、モバイルバッテリーの5V出力をグローブ用の7.4V(または9Vなど)に変換して出力してくれます。

USB代用時の注意点
  • 電流不足に注意:電熱グローブは結構な電気を食います。モバイルバッテリー側が2A以上の出力に対応していないと、保護回路が働いてすぐに電源が落ちます。
  • ケーブルの邪魔さ:専用バッテリーは手首のポケットに入りますが、モバイルバッテリーはジャケットのポケットに入れ、袖の中にケーブルを通す必要があります。乗り降りの際に少し煩わしいのがデメリットです。

社外品バッテリーのおすすめ製品

「袖にケーブルを通すのは嫌だ。やっぱり手首に入れる専用バッテリーがいい」という場合、互換性のある社外品バッテリーを探すことになります。ここで名前が挙がるのが、Snow DeerSaviorSunWillといったブランドです。

これらはAmazon等で長く販売されており、実質的に「中華電熱グローブの標準規格」のような地位を築いています。コネクタは多くが外径3.5mm/内径1.35mm(またはそれに近いサイズ)を採用しており、相互に使い回せることが多いです。

特にSnow Deerの7.4Vバッテリーは容量の種類も豊富(2200mAh〜5000mAhなど)で、品質も比較的安定しているという口コミが多く見られます。もしあなたのグローブの端子がこのサイズなら、これらが有力な選択肢になります。(※2026年1月現在在庫切れ)

互換品使用時の安全性と保証

安い互換バッテリーは魅力的ですが、リスクについても触れておかねばなりません。最大のリスクは発火事故です。リチウムイオンバッテリーはエネルギー密度が高く、粗悪な制御チップを使った製品は、過充電や衝撃で発熱・発火する恐れがあります。

必ず「PSEマーク」が表示されている製品を選んでください。

PSEマークは日本の電気用品安全法の基準を満たしている証です。これがないバッテリーを日本国内で販売することは本来違法ですが、海外発送品などでは見かけることがあります。絶対に手を出さないでください。

また、純正以外のバッテリーを使ってグローブ本体が故障した場合、当然ながらメーカー保証は対象外になります。「グローブが溶けた」「スイッチが壊れた」となっても自己責任です。このリスクを許容できる方だけが、互換バッテリーの世界に足を踏み入れてください。

互換バッテリーの基礎知識や安全性については、以下の記事でも詳しく解説しています。

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実践!RSタイチ電熱グローブのバッテリー互換性

実践!RSタイチ電熱グローブのバッテリー互換性

さて、ここからはより具体的な実践編です。日本国内で絶大な人気を誇るバイクウェアブランド、RSタイチの「e-HEAT」シリーズ。性能は最高ですが、純正バッテリー(RSP065など)が高いことでも有名です。「なんとかして安く運用したい」と考えるライダーのために、裏技的な互換性情報を共有します。

e-HEATで他社製を流用する手順

RSタイチのe-HEATグローブは、公称電圧7.2Vです。一方、汎用の社外バッテリーは7.4V。この0.2Vの差を気にする方もいますが、実用上は誤差の範囲として動作することが多いです(満充電時の電圧はもっと変動するため)。

問題はコネクタです。RSタイチのグローブ側の端子は、汎用品とは異なるサイズ(一般的に外径4.0mm×内径1.7mmのメスジャック、またはオスプラグ)を採用しており、そのままでは社外品の3.5mmプラグが刺さりません。

つまり、流用するための手順はシンプルです。「電圧は7.4Vの社外バッテリーを使い、コネクタの形状だけを変換アダプタで合わせる」。これだけです。

3.5mm変換アダプタで接続する方法

具体的に何を買えばいいのか。多くのe-HEATユーザーが実践しているのが、以下の変換アダプタを間に噛ませる方法です。

必要な変換アダプタのスペック
  • 入力側(バッテリーに挿す方):外径3.5mm(オス)
  • 出力側(グローブにつなぐ方):外径4.0mm / 内径1.7mm(メス)

※グローブのモデル年式によって端子のオス・メスが異なる場合があるため、必ずご自身の手元のグローブを確認してください。

おすすめとしてよく名前が挙がるのが、「DC変換アダプタ(3.5mmオス→4.0mmメス 24V/5A)」や、L字型ですっきり収まる「CNCTWO L字DC変換(4.0mmメス→3.5mmオス)」といった製品です。これらをSnow Deerなどの汎用バッテリー(端子がメスのタイプならオスの変換ケーブル、逆なら逆のアダプタ)と組み合わせることで、物理的な接続が可能になります。

変換アダプタを使用する際は、L字型を選ぶと手首への干渉が少なくて快適です。

自作加工よりも変換プラグが安心

ネット上には「純正ケーブルを切断して、汎用コネクタをハンダ付けした」という猛者のブログもあります。しかし、これはおすすめしません。配線加工はショートのリスクが高く、失敗したら数万円のグローブがゴミになります。

市販の変換プラグであれば、数百円〜千円程度で購入でき、気に入らなければ外すだけで元通りです。グローブ本体を無加工で維持できるのが最大のメリットです。

DCジャックのサイズ適合を確認

ここまで「3.5mm」や「4.0mm」と数字を出しましたが、DCジャックの世界は非常にシビアです。例えば「外径4.0mm」でも、内径が「1.7mm」なのか「1.35mm」なのかで刺さったり刺さらなかったりします。

購入前のチェックリスト

  • グローブ側の端子の外径と内径をノギスで測る(定規では不正確)。
  • バッテリー側の端子のオス・メスを確認する。
  • 変換アダプタの仕様(オス・メスとサイズ)が合致するか図に書いて確認する。

「たぶん合うだろう」で買うと、大抵合いません。特にRSタイチなどのブランド品は、抜け防止のために独自のロック機構がついている場合もあり、単純な円筒形のプラグでも奥まで刺さらないことがあります。口コミやレビューで「〇〇(グローブの型番)で使えました」という報告を探すのが一番の近道です。

電熱グローブのバッテリー互換性に関する結論

電熱グローブのバッテリー互換性を活用すれば、予備バッテリーを安く確保でき、冬のツーリングや作業がより快適になります。RSタイチのような独自規格の製品でも、適切な変換アダプタを使えば汎用品の流用は可能です。

しかし、忘れてはならないのは「すべて自己責任である」ということ。メーカーは純正品以外での動作を保証していません。万が一の発火や故障のリスクを理解した上で、PSEマーク付きの信頼できる社外バッテリーを選び、安全に暖かさを手に入れてください。

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