2025年11月に登場したばかりのEcoFlow DELTA 3 1000 Airが気になっている方も多いのではないでしょうか。特に「10kgを切る軽さで1000Whクラス」というスペックは、これまでのポータブル電源の常識を覆すインパクトがあります。ただ、実際に購入を検討するとなると、軽さの代償として削られた機能や、実際の使い勝手がどうなのかは非常に気になるところです。ネット上でも口コミや評判を探している方が増えていますが、良い面ばかりではなく、注意すべき点もしっかり理解しておく必要があります。今回は、この話題の軽量モデルについて、私なりの視点で徹底的に深掘りしていきます。
記事のポイント
- 10kgという驚異的な軽さが実際の持ち運びにどう影響するか
- 定格出力500Wという制限がキャンプや家電利用でどこまで通用するか
- 上位モデルのDELTA 3や競合製品と比べた時のコストパフォーマンス
- 実際に購入したユーザーが感じているリアルなメリットとデメリット
EcoFlow DELTA 3 1000 Airの口コミで知る特徴

まずは、このモデルの基本的な立ち位置と、ユーザーが実際に注目しているポイントを整理していきましょう。単なるスペック表には載っていない、リアルな使用感をイメージすることが大切です。
発売日と最新の販売状況
EcoFlow DELTA 3 1000 Airは、2025年11月15日に日本国内で正式に発売されました。発表直後から、その軽量性が話題となり、キャンプ好きや防災意識の高い層から注目を集めています。特に、これまでの「1000Whクラス=重くて持ち運びが大変」という常識を打ち破ったことで、女性やシニア層からの問い合わせも多いようです。
販売状況としては、公式オンラインストアはもちろん、Amazonや楽天市場などの主要ECモール、そして一部の家電量販店でも取り扱いが始まっています。発売直後ということもあり、在庫状況は比較的安定していますが、セール時期には一時的に品薄になることも予想されます。特にEcoFlowは新製品の立ち上げ時に強力なキャンペーンを行うことが多いので、タイミングを見計らうのが賢い買い方と言えるでしょう。
基本スペックとサイズ感
この製品の最大の武器は、何と言ってもそのサイズと重量です。容量は960Whと、ほぼ1000Whクラスでありながら、重量は約10kgに抑えられています。通常、同クラスのポータブル電源は12kg〜15kg程度あるのが一般的なので、これは驚異的な軽さです。サイズも非常にコンパクトで、車への積載や自宅での収納スペースを圧迫しません。
ただし、注意が必要なのが出力です。定格出力は500W(X-Boost機能で最大800W)と、このクラスにしてはかなり控えめな設定になっています。ドライヤーや電子レンジなどの高出力家電は動かせないケースが多いので、「何でも動かせる大容量電源」という認識で購入すると後悔することになります。
1000Wクラスのポータブル電源で具体的に何ができるのか、どの程度の家電が動くのかについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

価格とセール情報の詳細
定価は約87,700円とされていますが、2025年12月時点での実勢価格はセール適用などで4万円台後半まで下がることがあります。この価格帯で1000Wh近い容量のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載機が手に入るのは、コストパフォーマンスとしては非常に優秀です。
EcoFlowは頻繁にセールやクーポン配布を行っています。特に年末年始やAmazonのプライムデー、楽天スーパーSALEなどの大型イベント時は狙い目です。上位モデルのDELTA 3との価格差が縮まることもあるので、単に「安いから」という理由だけでAirを選ぶのではなく、機能差と価格差を天秤にかけて判断する必要があります。
シガーソケットがない影響
個人的に少し惜しいと感じるのが、アクセサリーソケット(シガーソケット出力)が搭載されていない点です。車載用の電気毛布や炊飯器、ポータブル冷蔵庫など、シガーソケットで動くカー用品をメインに使っている方にとっては、これが致命的な欠点になる可能性があります。
一方で、入力(充電)に関してはシガーソケットからの走行充電に対応しています。つまり、「車で充電して、キャンプサイトでACコンセントやUSBを使う」というスタイルなら問題ありません。
充電時間の速さと実力
EcoFlowのお家芸とも言える急速充電技術「X-Stream」は健在ですが、軽量化の影響か、AC充電での満充電時間は約2.7時間となっています。上位モデルのDELTA 3が1時間以内で充電できることを考えると、少しのんびりした印象を受けるかもしれません。
とはいえ、2.7時間あればキャンプ前日の夜や当日の準備中に十分充電できますし、バッテリーへの負荷を考えるとこれくらいの速度の方が安心感があるという見方もできます。急いで充電したいシーンがどれくらいあるか、ご自身の利用スタイルと照らし合わせて考えてみてください。
EcoFlow DELTA 3 1000 Airの口コミと他製品比較
ここからは、競合製品やEcoFlow内の他モデルと比較しながら、この機種の真の実力を評価していきます。口コミでも意見が分かれるポイントを中心に見ていきましょう。
Delta 3やPlusとの違い
同じDELTA 3シリーズには、「無印のDELTA 3」と「DELTA 3 Plus」が存在します。これらとの最大の違いは「出力」と「拡張性」です。無印やPlusは定格出力が1500Wあり、ドライヤーやケトルも余裕で動かせます。また、専用の拡張バッテリーを接続して容量を増やすことも可能です。
| 項目 | DELTA 3 1000 Air | DELTA 3 (無印) |
|---|---|---|
| 重量 | 約10kg | 約12.5kg |
| 定格出力 | 500W | 1500W |
| AC差込口 | 1口 | 6口 |
Airはあくまで「軽さ」に全振りしたモデルです。もし、キャンプで調理家電を使いたい、あるいは将来的に容量を増やしたいと考えているなら、少し重くても無印のDELTA 3を選ぶ方が満足度は高いでしょう。逆に、スマホやPCの充電、LEDライト、扇風機といった低消費電力の機器がメインなら、Airの軽さは圧倒的なメリットになります。
Ankerなど競合製品との比較
競合としてよく挙げられるのが、AnkerのSolix C1000などです。Anker製品は堅牢性やデザインで人気がありますが、同クラスの製品と比較してもDELTA 3 1000 Airの「軽さ」は頭一つ抜けています。他社製品の多くは12kg前後あるため、女性が片手で持ち運べる1000Whクラスというのは、現時点ではEcoFlowの独壇場と言っても過言ではありません。
ただし、Anker製品は出力ポートが充実していたり、天面がフラットでテーブルとして使いやすかったりと、使い勝手の面で工夫されている点も多いです。軽さを取るか、ポート数や出力を取るか、ここが選び方の分かれ道になります。
寿命とバッテリーの耐久性
バッテリーには、安全性と長寿命で定評のある「リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)」が採用されています。サイクル回数は約2,200回(残存容量70%)とされており、毎日使っても5〜6年は十分に使える計算です。これは、かつての三元系リチウムイオン電池モデルと比べて飛躍的に向上しています。
また、このモデルはパススルー充電や簡易UPS(無停電電源装置)機能にも対応しています。PCやWi-Fiルーターのバックアップ電源として、コンセントに繋ぎっぱなしで運用することも可能です。
繋ぎっぱなし運用のリスクやメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

騒音や静音性への評価
口コミで意外と高評価なのが静音性です。約39dB未満というスペック通り、ファンが回っても「うるさい」と感じるレベルの騒音にはなりにくいようです。特に夜間のキャンプや車中泊、あるいは在宅ワーク中に足元で稼働させる場合、動作音が静かなのは大きなストレス軽減になります。
従来のモデルでは、急速充電中にファンが全力回転して掃除機のような音がすることもありましたが、Airに関しては出力が控えめなこともあり、発熱とファンの回転が穏やかに制御されている印象です。
良い評判と悪い評判の総評
ここまでの情報を踏まえて、口コミで見られる評判をまとめてみましょう。
- とにかく軽い!10kgなら駐車場からテントサイトまで手持ちで運べる。
- この容量で4万円台(セール時)はコスパが良い。
- デザインがシンプルで、出っ張りがなく収納しやすい。
- アプリでの管理が便利で分かりやすい。
やはり評価は「用途にマッチしているか」で真っ二つに分かれます。高出力を期待した人には低評価ですが、軽さを求めていた人には絶賛されています。
軽さと携帯性を最優先するなら、
DELTA 3 1000 Airはかなり尖った選択肢です。
特に「1000Whクラスは重くて諦めていた」
という人にとっては、一度チェックする価値があります。
EcoFlow DELTA 3 1000 Airの口コミまとめ
EcoFlow DELTA 3 1000 Airは、万人に勧められる「最強のポータブル電源」ではありません。しかし、「軽量・コンパクト」を最優先にするユーザーにとっては、これ以上ない選択肢です。
ソロキャンプや、スマホ・PCメインのノマドワーク、あるいは防災用に「いざという時にサッと持ち出せる電源」を探しているなら、このモデルは最高の相棒になるでしょう。一方で、家族でのキャンプでホットプレートを使いたい、DIYで電動工具を使いたいといったニーズがあるなら、迷わず上位モデルのDELTA 3やProシリーズを検討することをおすすめします。

