2026年に入り、ワイヤレスマウスを取り巻く環境は劇的に変化しました。Bluetooth 6.2といった新規格の登場や、AI連携ボタンの標準搭載など、利便性が飛躍的に向上した一方で、4月からは改正資源有効利用促進法によってリチウムイオン電池内蔵製品の回収が義務化されるなど、私たちユーザーが知っておくべきルールも増えています。
Bluetooth対応・充電式マウスのおすすめを探している方のなかには、最新規格のメリットだけでなく、バッテリーを長持ちさせるための20-80ルールや、法改正に伴う正しい廃棄方法について不安を感じている方も多いはずです。
この記事では、私が日々ガジェットに触れるなかで得た知識と2026年の最新トレンドをもとに、後悔しないマウス選びのポイントを解説します。
記事のポイント
- 次世代規格Bluetooth 6.2がもたらす有線並みの安定性と操作感
- 改正法に基づくリサイクル義務化への正しい対応とメーカー選び
- 手首の負担を最小限に抑えるエルゴノミクスデザインの重要性
- AI専用ボタンを活用した2026年流の生産性向上テクニック
Bluetooth対応・充電式マウスおすすめの選び方

マウス選びで後悔しないためには、単に「見た目」や「価格」だけで決めるのではなく、自分の作業スタイルや使用環境に合致しているかを見極めることが大切です。2026年の最新トレンドを踏まえながら、失敗しないためのチェックポイントを解説していきます。
静音設計でクリック音が気にならない充電式マウス
最近はリモートワークとオフィス出社を組み合わせたハイブリッドワークが一般的になりましたが、そこで意外と気になるのが「マウスのクリック音」です。
静かなオフィスやカフェ、あるいは深夜の自宅作業で、あのカチカチという音が周囲の迷惑になっていないか不安に思うこともありますよね。そんな時に心強いのが、最新の静音設計モデルです。
2026年の上位モデルでは、ただ音が静かなだけでなく、内部に搭載されたハプティクスエンジンによって「クリックした感触」を指先に微細な振動で伝えてくれるものが増えています。これにより、静音性とクリックフィードバックを両立させることが可能になりました。充電式であれば電池交換の手間もなく、USB-Cケーブルを挿すだけで作業を続けられるので、予備電池を持ち歩く必要もありません。
手首が疲れないエルゴノミクス設計の縦型マウス
1日の大半をPCの前で過ごす私たちにとって、手首の痛みや肩こりは職業病のようなもの。私も以前は普通のマウスを使っていましたが、夕方になると腕がだるくて仕方がありませんでした。
そこで出会ったのが「縦型マウス」です。これは握手をするような自然な角度で持てるため、前腕の骨がねじれず、筋肉への負担を劇的に減らしてくれます。
特に、手首の負担を約10%軽減できる57度の傾斜を持ったモデルは、2026年においても「疲れにくいマウス」の代名詞となっています。最初は少し操作に慣れが必要ですが、一度その快適さを知ってしまうと、平らなマウスには戻れなくなるほどです。健康への投資として、エルゴノミクス設計は最も満足度が高い選択肢の一つと言えるでしょう。
iPadやMacでもスムーズに動くBluetooth接続
2026年のBluetooth 6.2規格は、Apple製品との連携が非常に強化されています。
MacBookを使いながら、隣にあるiPadをサブモニターとして操作する際も、まるで一つの画面であるかのようにカーソルがスムーズに移動します。最新のチップを搭載したマウスであれば、最大3台のデバイスをボタン一つで切り替えられる「マルチペアリング機能」も当たり前になりました。
また、Apple独自のOSアップデートに合わせて、スクロールの挙動やジェスチャー操作を最適化できる専用ソフトウェア(Logi Options+など)が充実しているモデルを選ぶのが賢明です。これにより、WindowsとMacを併用している環境でも、違和感なく操作を統合できます。Bluetooth接続の安定性は、複数のデバイスを使いこなす現代のワークスタイルにおいて、作業効率を左右する最も重要な要素です。
持ち運びに最適な薄型で軽量なワイヤレスモデル
外出先での作業が多いモバイルユーザーにとって、マウスの「薄さ」と「軽さ」は正義です。
2026年のモバイルマウスは、カバンのポケットにスッと収まる薄型設計でありながら、手のひらのアーチを支える立体的なフォルムを実現しています。重量も60gを切る超軽量モデルが登場しており、長時間の移動でも荷物になりません。
さらに、出先で困るのが「マウスパッドがない場所」での操作です。ガラス面やカフェの光沢あるテーブルの上でも正確にトラッキングできる高精度センサーを搭載したモデルなら、場所を選ばず作業を開始できます。また、万が一の電池切れの際も、「1分の充電で数時間使える」急速充電機能があれば、コーヒーを一口飲んでいる間に作業を再開できるほどの利便性を得られます。
ゲーミンググレードの精度を誇る最新の充電式マウス
「ゲーミングマウスはゲームをする人のためのもの」という考えは、2026年では少し古くなっています。
実は、1ピクセル単位の操作が求められる画像編集やExcelの細かい作業にこそ、ゲーミンググレードの高精度センサーが真価を発揮するからです。最高30,000 DPIを超えるセンサーは、自分の思い通りの場所にカーソルをピタッと止める快感を与えてくれます。
さらに、有線マウスと遜色ない「超低遅延」な無線技術は、クリックの反応がワンテンポ遅れるといったストレスを完全に排除してくれます。
ゲーミングマウスは耐久性も非常に高く、数千万回のクリックに耐えるスイッチが採用されているため、仕事道具として長く愛用できるのも魅力です。直感とカーソルの動きを完全に同期させたいプロフェッショナルこそ、あえてゲーミングモデルを選ぶ価値があります。
2026年版!おすすめのBluetooth対応・充電式マウス

後半では、2026年特有の市場環境や法規制、そしてバッテリーの専門家としての視点を交えながら、より具体的な選び方のヒントをお伝えします。特に捨て方については、これまでとはルールが全く異なるので注意が必要です。
ロジクールやエレコムなど国内人気ブランドの比較
日本国内で「失敗しないマウス選び」をするなら、まず候補に挙がるのがロジクールとエレコムの2大巨頭です。2026年現在、両社はそれぞれ異なるアプローチで進化を続けており、ターゲット層が明確に分かれています。
効率化の鬼になりたいなら「ロジクール(Logicool)」
ロジクールは、まさに「プロフェッショナルのためのツール」です。フラッグシップの「MX Master」シリーズは、AI連携ボタンの搭載や、1秒間に1000行スクロールできるMagSpeedホイールなど、作業効率を極限まで高める機能が満載です。
最大の強みは、専用ソフトウェア「Logi Options+」による圧倒的なカスタマイズ性。「自分仕様に道具を育て上げたい」というこだわり派の方や、複数のPCやMacを行き来するヘビーユーザーには、価格以上の価値を提供してくれます。
日本人の手に馴染む安心感なら「エレコム(ELECOM)」
一方のエレコムは、徹底的に「日本人の手」を研究しているのが強みです。代表作「EX-G」シリーズは、手のサイズに合わせてS・M・L・XLといった細かいサイズ展開があり、まるでオーダーメイドのような「握り心地」を実現しています。
また、JBRC(小型充電式電池リサイクル協会)の正規会員企業であり、使用後のリサイクル回収体制が完璧に整っている点も、2026年の法規制を考えると大きな安心材料です。「とりあえずこれを買っておけば間違いない」というコスパと信頼性を求める方におすすめです。
| 項目 | ロジクール (Logicool) | エレコム (ELECOM) |
|---|---|---|
| 2026年の代表シリーズ | MX Master / MX Anywhere / Lift | EX-G / SHELLPHA / Slint |
| 主な強み | AI連携、高度なソフト、高機能 | 握り心地、サイズ展開、コスパ |
| 向いている人 | 効率を追求するクリエイター、デスクワーカー | 手に合うマウスを探している人、初心者 |
| 価格帯の目安 | やや高め (8,000円〜20,000円台) | 手頃 (3,000円〜10,000円前後) |
最近では、エレコムもハイスペックなゲーミング技術を応用したビジネスモデルを投入するなど、両者の境界線は少しずつ近づいています。どちらのブランドも国内でのサポート体制は盤石なので、初めての充電式マウスでも安心して導入できるのが嬉しいポイントですね。
Bluetooth6.2対応の低遅延な次世代マウス
2026年に登場したBluetooth 6.2規格は、マウスの操作体験を根本から変えました。
これまでのBluetoothは、2.4GHz帯の混雑によって接続が不安定になることがありましたが、新規格では5GHzや6GHz帯をサポートし、電波干渉の影響をほぼ克服しています。これにより、多くのワイヤレス機器が飛び交うオフィスでも、有線マウスと遜色のない圧倒的な応答速度を実現しています。
また、データ転送速度が向上したことで、より解像度の高い動きをPCに伝えることができるようになり、カーソルの滑らかさが格段にアップしました。これから新しくマウスを購入するのであれば、長く使い続けるためにも最新規格に対応しているかを確認することは、非常に重要な選定基準となります。
AI専用ボタンを搭載した生産性向上モデルの選び方
2026年のフラッグシップモデルにおける最大の目玉は「AI専用物理ボタン」です。これは単に特定のアプリを開くためのボタンではなく、ChatGPTやCopilotなどのAI機能をマウスから直接呼び出すためのものです。
例えば、ボタンを押しながらテキストをドラッグするだけで要約を作成したり、音声翻訳を起動したりと、ブラウザを開く手間さえも省けるようになりました。
「Logi Options+」などの管理ソフトを介して、自分のよく使うプロンプトをボタンに割り当てる「Smart Actions」機能を活用すれば、ルーチンワークを自動化することも可能です。「マウスは単なるポインターではなくAIの入り口」という考え方は、これからのビジネスシーンにおける新常識となっていくでしょう。
リサイクル法に基づく正しい廃棄方法と環境対応
ここが、バッテリー好きの私として一番強くお伝えしたいポイントです。2026年4月1日から改正された「資源有効利用促進法」により、リチウムイオン電池を内蔵した小型電子機器は、メーカーや輸入事業者に回収が義務付けられました。これにより、マウスを不燃ゴミとして捨てることは明確に禁止されています。
不要になった充電式マウスを廃棄する際は、絶対に一般ゴミに混ぜず、JBRC(小型充電式電池リサイクル協会)の黄色い回収ボックスがある家電量販店や自治体の窓口へ持ち込んでください。詳しい処分方法については、以下の記事も非常に参考になりますよ。

不適切な廃棄はゴミ収集車の火災事故につながる恐れがあるため、ルールを守ることが私たちユーザーの責任です。最近は、購入時に「そのメーカーが適切な回収ルートを持っているか」を確認することも、環境に配慮した賢い製品選びの一つとなっています。
技適マークの確認とバッテリーを長持ちさせる運用
日本国内でBluetoothマウスを使用するには、電波法に基づく「技適マーク」が必須です。極端に安い並行輸入品にはマークがない場合があり、使用すると違法になる可能性があるため、信頼できる正規販売店で購入しましょう。
また、内蔵バッテリーを少しでも長持ちさせるために、私は「20-80ルール」を推奨しています。これは、残量が20%になる前に充電を始め、80%程度で止めるという方法です。
リチウムイオン電池は「過放電(0%での放置)」と「満充電(100%での維持)」が最も劣化を早めるため、こまめな管理が寿命を年単位で変えます。また、夏場の車内のような高温環境にマウスを放置するのも、バッテリーの寿命を縮める大きな要因です。
自分に合うBluetooth充電式マウスのおすすめまとめ
最新技術と法規制、そして健康面まで、2026年におけるマウス選びの重要事項を駆け足で見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
今の時代、マウスは単に「矢印を動かす道具」ではなく、作業を加速させるパートナーであり、自分の身体を守るための道具でもあります。Bluetooth 6.2による安定した接続、AI機能による時短、そして手首を守るエルゴノミクス形状。これらを軸に、自分にとって最適なバランスの一台を見つけることが大切です。

