ダイソン掃除機を長く使っていると、バッテリーの持ちが悪くなり、交換を検討される方も多いのではないでしょうか。本記事では、ダイソンのバッテリーの外し方について、V6、V7、V8、V10、SV11などの機種別に詳しく解説します。バッテリー交換に必要な道具や、寿命の見分け方、交換用バッテリーの費用の目安、購入先についても触れていきます。ダイソンのバッテリー交換は、適切な工具と手順さえ押さえれば、DIY初心者でも10分程度で完了できる簡単な作業です。特にネジの取り外し方と、モデルごとに異なるバッテリーの位置や外し方のポイントを詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。高額な修理費を節約しながら、愛用のダイソン掃除機を蘇らせましょう。
記事のポイント
- 各ダイソンモデル(V6/V7/V8/V10/SV11)のバッテリー交換手順と特徴的な注意点
- ダイソンバッテリーの交換に必要な正しい工具(特にポジドライバーPZ1サイズの重要性)
- バッテリー交換のタイミングを判断するための寿命サインと交換目安(2〜5年)
- 純正品と互換品の価格差や安全性の違い(8,000〜13,000円 vs 3,000〜7,000円)
ダイソンのバッテリーの外し方:基本手順

- ダイソンのバッテリー交換方法の概要
- ダイソンのバッテリーを外す際に必要な道具
- ダイソンのバッテリー 寿命の見分け方
- ダイソンのバッテリー 費用の目安
- ダイソンのバッテリーをどこで買うか
ダイソンのバッテリー交換方法の概要
ダイソンのバッテリー交換は基本的に誰でも行える簡単な作業です。まず、掃除機の電源が切れていることを確認し、充電ケーブルを外します。
次に、ダストボックスを取り外し、モデルに応じた場所にあるネジ(主に2〜3本)を適切なドライバーで外します。ネジを外したら、バッテリーを本体からスライドさせて取り外すことができます。
新しいバッテリーを取り付ける際は、元の位置に正しく配置し、外したネジでしっかりと固定します。最後に、初回は完全に充電してから使用を開始することが重要です。
モデルによって詳細な手順は異なりますが、基本的な流れは同じであり、DIY初心者でも10分程度で完了できる作業となっています。
ダイソンのバッテリーを外す際に必要な道具
ダイソンのバッテリーを外す際に最も重要なのは、正しいサイズと形状のドライバーです。多くのダイソン掃除機はプラスドライバーではなく、ポジドライバー(PZ1サイズが多い)を使用しています。
一般的な家庭用ドライバーでは、ネジ山を傷つける可能性があるため注意が必要です。また、作業をスムーズに進めるために、外したネジを保管する小さな容器や、埃や汚れを拭き取るためのウエスも用意しておくと便利です。
さらに、作業台として安定した平らな場所を確保することも大切です。これらの準備をしておくことで、バッテリー交換作業が格段にスムーズになり、掃除機を傷つけるリスクも減らせます。
ダイソンのバッテリー 寿命の見分け方
ダイソンのバッテリー寿命を判断するには、いくつかの明確なサインがあります。最も顕著な症状は、フル充電しても使用時間が著しく短くなることです。
例えば、通常30分以上使用できていたものが、5分程度で電源が切れるようになれば交換時期と考えられます。また、充電が異常に早く完了する場合や、使用中に予告なく電源が切れる、突然パワーが落ちるといった症状も寿命の兆候です。
さらに、本体のランプが赤く点滅するようになった場合も、バッテリーの劣化を示しています。一般的に、ダイソンのバッテリーは使用頻度や使い方にもよりますが、約2〜5年が寿命の目安となります。
特に強モードを頻繁に使用したり、高温環境で保管したりすると、寿命が短くなる傾向があります。
ダイソンのバッテリー 費用の目安
ダイソンのバッテリー交換にかかる費用は、純正品と互換品で大きく異なります。純正バッテリーの場合、モデルによって8,000円~13,000円程度が相場です。
一方、互換バッテリーは純正品の半額程度で購入できることが多く、3,000円~7,000円程度で入手可能です。ただし、互換バッテリーは価格が安い反面、品質にばらつきがあり、最悪の場合は発火などの事故につながる可能性も報告されています。
費用面だけを考えると互換品が魅力的に感じられますが、安全性や製品寿命を考慮すると、純正品を選ぶ方が長期的にはコストパフォーマンスが高い場合もあります。
また、バッテリー交換を業者に依頼する場合は、部品代に加えて工賃が発生するため、さらに数千円程度の追加費用を見込んでおく必要があります。DIYで交換すれば、工賃はかかりませんので、手先に自信のある方は自分で交換することでコストを抑えられるでしょう。
ダイソンのバッテリーをどこで買うか
ダイソンのバッテリーを購入する方法はいくつかあります。最も安心できるのは、ダイソン公式オンラインストアからの購入です。公式サイトでは純正バッテリーが手に入り、品質保証もついています。
また、家電量販店の実店舗やオンラインショップでも取り扱いがあり、すぐに入手したい場合は便利です。ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電店では、スタッフに相談しながら自分のモデルに合ったバッテリーを選べるメリットもあります。
さらに、Amazon・楽天などの大手ECサイトでも、純正品・互換品ともに豊富に取り扱われています。ここでは価格比較がしやすく、レビューを参考にすることもできますが、偽物や品質の悪い製品が混じっている可能性もあるため、評価の高い信頼できる販売店を選ぶことが重要です。
特に互換バッテリーを購入する場合は、安全基準を満たした製品であるかを確認するために、PSEマークやCEマークなどの安全認証を取得しているかをチェックしましょう。これらの認証があれば、最低限の安全性は担保されていると考えられます。
ダイソンのバッテリーの外し方:機種別解説

- ダイソン バッテリーの外し方 V6の手順
- ダイソンのバッテリーの外し方 V7の手順
- ダイソンのバッテリーの外し方 V8の手順
- ダイソンのバッテリーの外し方 V10の手順
- ダイソンのバッテリーの外し方 SV11の注意点
ダイソン バッテリーの外し方 V6の手順
ダイソンV6シリーズのバッテリー交換は比較的シンプルな作業です。まず、掃除機の電源が切れていることを確認し、充電ケーブルを抜いておきましょう。
作業を始める前に、クリアビンを開け、中のゴミを捨てておくと後の作業がスムーズに進みます。次に、バッテリーを固定しているネジを確認します。V6の場合、バッテリー部分には通常2ヶ所のネジがあります。1つはハンドル後部に、もう1つはバッテリー底部にあります。
適切なサイズのポジドライバー(PZ1サイズ推奨)を使って、これらのネジを慎重に外していきます。ネジが外れたら、バッテリーを本体から上に引き抜くように取り外します。
新しいバッテリーを取り付ける際は、逆の手順で行いますが、無理に押し込まず、向きを合わせてスムーズに装着することが重要です。バッテリー交換後は必ずフル充電してから使用開始しましょう。
ダイソンのバッテリーの外し方 V7の手順
ダイソンV7バッテリーの交換手順は、以下の通りです。安全のため、最初に掃除機の電源を切り、充電器を外しておきましょう。
V7モデルでは、バッテリーを固定しているネジは3ヶ所にあります。まず、ダストボックスを開き、中にゴミが入っていれば捨てておきます。次に、ハンドル部分に1ヶ所、バッテリー裏側に2ヶ所あるネジをポジドライバー(PZ1サイズ)で外していきます。
最後のネジを外す際には、バッテリーが落下しないように片手で支えながら作業するとよいでしょう。すべてのネジを外したら、バッテリーを上方向に引き抜きます。
新しいバッテリーを装着する際は、コネクター部分の向きに注意して正しく取り付けます。バッテリーがしっかりはまったら、3ヶ所のネジで固定します。交換後は必ず充電を行い、正常に動作するか確認してください。
ダイソンのバッテリーの外し方 V8の手順
ダイソンV8のバッテリー交換は、他のモデルと似ていますが、いくつか独自の注意点があります。まず始めに、安全のため掃除機の電源が切れていることを確認し、充電ケーブルを外しておきます。
V8モデルでは、バッテリーは3本のネジで固定されています。作業を始める前に、ダストボックスを開いて中のゴミを捨て、クリアビンの底部の蓋も開けておきます。
次に、バッテリー固定用のネジを外していきます。ネジはグリップ後部に1本、バッテリー底部に2本あります。ネジを外す際は、適切なサイズのポジドライバー(PZ1サイズ推奨)を使用し、ネジ山を傷つけないよう注意しましょう。
すべてのネジを外したら、バッテリーをスライドさせるように上に引き抜きます。新しいバッテリーを取り付ける際は、向きに注意して装着し、3ヶ所のネジでしっかり固定します。交換後は、バッテリーをフル充電してから使用を開始することをお勧めします。
ダイソンのバッテリーの外し方 V10の手順
ダイソンV10のバッテリー交換は、他のモデルと比べて若干異なる部分があります。まず、作業を始める前に掃除機の電源を切り、充電ケーブルを外しておきましょう。
V10モデルでは、延長パイプ(ワンド)と全てのアタッチメントを取り外し、安定した作業台に本体を置くことが大切です。次に、バッテリーを固定している3か所のネジを確認します。ハンドル後部に1本、バッテリー底部に2本のネジがあります。
これらのネジは特にV10では固く締められていることが多いため、適切なサイズのポジドライバー(PZ1推奨)をしっかり押し当てながら慎重に回します。無理な力を加えるとネジ山が潰れる恐れがありますので注意が必要です。
最後のネジを外す際には、バッテリーが落下しないように片手でバッテリーを支えながら作業すると安全です。全てのネジを外したら、バッテリーを下方向にスライドさせて取り外します。新しいバッテリーを装着する際は、向きを確認して正しく取り付け、3か所のネジでしっかり固定してください。
ダイソンのバッテリーの外し方 SV11の注意点
ダイソンSV11(V7 Fluffy)のバッテリー交換には、いくつかの特有の注意点があります。このモデルは構造が少し複雑なため、初めて交換する方は手順をよく確認してから作業に取り掛かりましょう。
まず、他のモデル同様、電源を切り、充電器や延長パイプを取り外します。SV11では、バッテリーを固定する3本のビスの位置が重要です。底部に2本、ハンドル後部に1本あります。これらのネジは特に適切なサイズのドライバーを使用しないと、非常に簡単にネジ山が損傷してしまいます。
また、SV11のバッテリーは取り付け向きが一方向のみに限定されているため、新しいバッテリーを装着する際はコネクタ部分の向きに特に注意が必要です。無理に押し込むと内部の端子が破損する恐れがあります。
さらに、純正バッテリー以外を使用すると保証対象外となり、最悪の場合は故障の原因になることもあるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。バッテリー交換後は、使用前に必ずフル充電を行い、正常に動作することを確認してください。
ダイソンのバッテリーの外し方 ポイント総まとめ

- 電源を切り充電ケーブルを必ず外してから作業を始める
- 正しいサイズのポジドライバー(PZ1推奨)を使用する
- モデルによってネジの数や位置が異なる(V6は2本、V7/V8/V10は3本)
- 作業前にダストボックス内のゴミを捨てておく
- 作業台として安定した平らな場所を確保する
- 外したネジは紛失しないよう小さな容器に保管する
- 最後のネジを外す際はバッテリーを手で支える
- モデルによってバッテリーの取り外し方向が異なる(上方向または下方向)
- 新しいバッテリーを取り付ける際は向きに注意する
- バッテリー交換後は必ずフル充電してから使用する
- V10のネジは特に固く締められていることが多い
- SV11はバッテリーの取り付け向きが一方向のみに限定されている
- 純正バッテリーは8,000円~13,000円、互換品は3,000円~7,000円程度
- 互換バッテリーは安全認証(PSEマークやCEマーク)の有無を確認する
- ダイソンのバッテリー寿命は通常2~5年程度