「あれ、このモバイルバッテリー、膨らんできた…」と気づいたときは要注意です。これは単なる見た目の変化ではなく、内部のリチウムイオン電池に異変が起きている危険なサインです。膨張したモバイルバッテリーは爆発や発火の恐れがあり、放置すれば家庭内での火災リスクも高まります。
この記事では、モバイルバッテリーが膨らむ原因と仕組みを解説し、膨張したバッテリーの正しい処分方法をご紹介します。どのメーカーの製品でも膨張は起こりうるため、安全な保管方法や膨張前に取るべき対策についても詳しく説明します。また、「膨張したバッテリーは元に戻せるのか」という疑問にもお答えします。
膨らんだモバイルバッテリーの回収方法はお住まいの地域やメーカーによって異なりますが、ヤマダ電機などの家電量販店や専門の回収業者を利用する方法があります。適切な対処法を知り、リチウムイオン電池の危険性を理解することで、安全にモバイルバッテリーを使用・処分できるようになりましょう。
記事のポイント
- モバイルバッテリーが膨らむ科学的なメカニズムと原因
- 膨張したバッテリーの危険性と取るべき対処法
- 膨らんだモバイルバッテリーの正しい処分方法と回収ルート
- 膨張を防ぐための日常的な使用方法と保管のコツ
モバイルバッテリーが膨らんできた原因と危険性

- モバイルバッテリーとリチウムイオン電池の仕組み
- モバイルバッテリーが膨らむ原因とは
- モバイルバッテリーが膨らんだら爆発する危険性
- 膨張したモバイルバッテリーを放置するリスク
- 発火したモバイルバッテリーのメーカー情報
モバイルバッテリーとリチウムイオン電池の仕組み
モバイルバッテリーは外出先でスマートフォンやタブレットを充電できる便利なアイテムです。これらのほとんどはリチウムイオン電池を使用しており、高いエネルギー密度と繰り返し充電できる特性があります。
リチウムイオン電池の内部では、正極と負極の間をリチウムイオンが移動することで充電と放電が行われています。具体的には、充電時にはリチウムイオンが正極から負極へ移動し、放電時には逆方向に移動するという仕組みです。
この電池には電解質という成分が含まれており、主にエチレンカーボネートやジメチルカーボネートなどの有機溶媒に六フッ化リン酸リチウムを溶解したものが使用されています。この電解質がリチウムイオンの移動を助ける役割を果たしているのです。
一般的なモバイルバッテリーの寿命は充電回数で300〜500回程度とされており、使用頻度にもよりますが1〜2年が目安となります。安全に使用するためには、PSEマークやMCPCマークなどの安全基準を満たした製品を選ぶことが重要です。
また、国の電気用品安全法により、2019年2月以降に製造・販売されるモバイルバッテリーにはPSEマークの表示が義務付けられています。このマークがない製品は安全性に懸念がある可能性がありますので、購入時には確認しましょう。
モバイルバッテリーが膨らむ原因とは
モバイルバッテリーが膨らむ主な原因は、内部のリチウムイオン電池の劣化です。電池が劣化すると電解質が酸化し、この過程でガスが発生します。発生したガスが内部に溜まることで、バッテリーが膨張するのです。
劣化を促進する要因としては、過充電や過放電が挙げられます。モバイルバッテリーを100%の状態で長時間放置したり、逆に0%まで使い切って放置したりすると、バッテリーに負担がかかり劣化を早めます。理想的なバッテリー残量は30〜80%と言われています。
また、高温環境での使用や保管も劣化の原因となります。夏場の車内や直射日光の当たる場所、暖房器具の近くなど45℃を超える環境ではバッテリーにダメージを与えます。逆に5℃以下の低温環境も好ましくありません。
物理的な衝撃も膨張の原因となることがあります。落下や圧力によってバッテリー内部の構造が損傷し、電解質の酸化が進むことで膨張につながるのです。例えば、ポケットに入れたまま座ることや、カバンの中で重いものと一緒に保管することは避けるべきです。
さらに、モバイルバッテリー自体の品質も膨張のしやすさに影響します。安価な製品では安全装置が正常に機能しなかったり、そもそも安全装置が内蔵されていなかったりする場合があります。そのため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことも重要です。
モバイルバッテリーが膨らんだら爆発する危険性
膨らんだモバイルバッテリーは非常に危険な状態です。内部で発生したガスは可燃性であり、適切に処理しないと発火や爆発のリスクがあります。
特に強い衝撃や圧力が加わると、膨らんだバッテリー内部でショートが起き、発火する可能性が高まります。落下させたり、重いものを上に置いたりすることで、内部の可燃性ガスに引火し、爆発的な燃焼を起こす恐れがあるのです。
膨張したバッテリーからは異音や異臭が発生することもあります。これらは内部でガスが発生している証拠であり、危険信号と考えるべきです。また、使用中に本体が通常以上に熱くなる場合も、すぐに使用を中止する必要があります。
実際に、膨らんだモバイルバッテリーが原因で火災事故が発生した事例も報告されています。家庭内での発火はもちろん、ごみ処理施設での火災も起きており、社会問題となっています。NITEの調査によれば、リチウムイオン電池関連の事故件数は年々増加しており、2023年には397件と過去最多となりました。
万が一、モバイルバッテリーが膨張していることに気づいたら、すぐに使用を中止し、火気や高温の場所から遠ざけてください。そして適切な方法で処分することが重要です。決して一般ゴミとして捨てたり、無理に使い続けたりしないようにしましょう。
膨張したモバイルバッテリーを放置するリスク
膨張したモバイルバッテリーを放置することは、火災や爆発など重大な事故につながる可能性があります。見た目の変化だけで「まだ使えるから」と判断するのは非常に危険です。
膨張したバッテリーの内部では、すでに化学反応が異常な状態に陥っています。時間の経過とともに内部のガス圧が高まり、外装を破って漏れ出す危険性が増していきます。このガスは可燃性であるため、ちょっとした火花で引火する恐れがあるのです。
また、放置しておくと周囲の温度変化の影響を受けやすくなります。特に夏場の高温環境では、内部温度が上昇して化学反応が加速し、自然発火するリスクが高まります。一般家庭だけでなく、オフィスや公共交通機関など人が多く集まる場所での発火は、大きな事故につながりかねません。
実際に、膨張したモバイルバッテリーを放置していたことで火災が発生し、家屋が全焼するといった事例も報告されています。ある事例では、外出中に自宅で充電していたモバイルバッテリーが発火し、家族が不在だったために発見が遅れ、大きな被害となりました。
さらに、放置していたモバイルバッテリーが爆発した場合、周囲の人が負傷するリスクもあります。破裂した際に高温の内容物が飛散することで、やけどや目の損傷など深刻な怪我を負う可能性があるのです。
このようなリスクを避けるためには、膨張に気づいた時点で速やかに使用を中止し、適切な方法で処分することが重要です。一時的な保管が必要な場合も、金属製の容器に入れるなど安全な対策を講じるべきでしょう。
発火したモバイルバッテリーのメーカー情報
モバイルバッテリーの発火事故は特定のメーカーに限らず発生していますが、安全基準を満たしていない製品で事故が多い傾向があります。特に注意が必要なのは、PSEマークなどの安全認証を取得していない製品です。
消費者庁やNITE(製品評価技術基盤機構)の調査によると、インターネット通販などで購入できる極端に安価なモバイルバッテリーには、安全装置が十分に機能していないものが見つかっています。実際にNITEが行った調査では、購入した約30個の製品のうち5つに安全上のリスクがあり、2つはPSEマークがついていませんでした。
また、大手メーカーの製品であっても、製造年や製造ロットによって品質にばらつきがある場合があります。過去には有名メーカーのモバイルバッテリーがリコールされた事例もあります。このような情報は、消費者庁のリコール情報サイトやNITE SAFE-Liteで確認することができます。
一方で、メーカー側も製品の安全性向上に取り組んでいます。国内の大手モバイルバッテリーメーカーでは、すべての製品に電圧や温度を監視する安全装置を複数取り付け、品質検証を徹底しているケースが多いです。
製品を選ぶ際は、知名度や価格の安さだけでなく、安全認証の有無や企業の信頼性を確認することが重要です。また、同じメーカーの同じ性能の製品と比較して極端に安い場合は、安全性に関わるコストが削減されている可能性があるため注意が必要です。
購入後もメーカーからの情報に注意を払い、万が一リコール情報が出た場合は速やかに対応することで、発火事故のリスクを低減できます。

モバイルバッテリーが膨らんできたときの処分法

- 膨らんだモバイルバッテリーの正しい処分方法
- 膨らんだモバイルバッテリーの保管方法
- 膨張したモバイルバッテリーは元に戻せるか
- 膨らんだモバイルバッテリーの回収業者
- モバイルバッテリー膨張時のヤマダ電機での処分
- モバイルバッテリーが膨張する前に取るべき対策
膨らんだモバイルバッテリーの正しい処分方法
膨らんだモバイルバッテリーは一般ごみとして捨てることはできません。発火や爆発の危険性があるため、専用の回収ルートを利用する必要があります。
まず確認すべきは、お住まいの自治体のルールです。自治体によって処分方法が異なる場合があります。例えば、品川区では令和6年9月から「陶器・ガラス・金属ごみ」の日に膨張したモバイルバッテリーも回収しています。江東区では「燃やさないごみ」の日に出すことができますが、単体で袋に入れて「膨張電池」と記載する必要があります。
次に考えられる方法は、JBRC(一般社団法人 小型充電式電池リサイクル推進センター)の回収ルートを利用することです。JBRCのホームページでは回収協力店を検索できますが、注意点として膨張したバッテリーは通常の回収ボックスでは受け付けていないことが多いです。そのため、事前に回収対象外品の処分に協力している店舗を確認し、電話で問い合わせることをおすすめします。
また、メーカーに相談するという選択肢もあります。製造元や販売元に連絡することで、適切な処分方法を案内してくれる場合があります。特に大手メーカーであれば、自社製品の回収プログラムを実施していることもあります。
どうしても上記の方法で処分できない場合は、専門の回収業者に依頼するという方法もあります。不用品回収業者の中には、膨張したモバイルバッテリーを適切に処分できる業者もあります。ただし、費用がかかりますので、事前に見積もりを確認しておくと良いでしょう。
処分する際の注意点として、端子部分をテープで絶縁することや、他のごみと混ぜないことが挙げられます。また、塩水に浸すといった誤った処理方法は危険ですので、絶対に避けてください。
膨らんだモバイルバッテリーの保管方法
膨らんだモバイルバッテリーは可能な限り早く処分するのが基本ですが、やむを得ず一時的に保管する場合は安全対策が必須です。適切な保管方法を知ることで、事故のリスクを最小限に抑えることができます。
最も重要なのは、火気や高温になる場所から遠ざけることです。直射日光の当たる窓際や暖房器具の近く、コンロ周辺などの高温になりやすい場所は避けましょう。また、水や湿気の多い場所も危険です。リチウムが水と反応すると引火する恐れがあるため、浴室や洗面所などの水気のある場所での保管は絶対に避けてください。
保管する際は、金属製の缶や耐火性の袋など、火に強く衝撃を受けにくい容器に入れることが推奨されます。この際、中身が見えるように「膨張したバッテリー・危険」などと明記しておくと、他の人が誤って開けることを防げます。また、容器の中でバッテリーが動かないよう、クッション材で固定すると安心です。
子供やペットが触れられない場所に保管することも大切です。好奇心から触れたり、噛んだりすることで事故につながる可能性があります。高い棚の上や鍵のかかる場所など、安全な場所を選びましょう。
さらに、複数のモバイルバッテリーがある場合は、互いに接触させないよう注意が必要です。接触によって電気的な短絡(ショート)が起こり、発火の原因となる恐れがあります。
最後に、保管場所を家族や同居人に伝えておくことも重要です。万が一の事態に備えて、膨張したバッテリーがあることと保管場所を共有しておくことで、事故の際の適切な対応につながります。
膨張したモバイルバッテリーは元に戻せるか
膨張したモバイルバッテリーは元に戻すことはできません。一度膨張したバッテリーは内部で不可逆的な化学変化が起きており、安全性が大きく損なわれた状態です。
膨張の原因は、リチウムイオン電池内部での電解質の酸化によるガス発生にあります。このガスによって膨らんだバッテリーは、内部構造がすでに変形しており、正常な充放電サイクルを維持できない状態になっています。また、膨張によってセパレーターと呼ばれる正極と負極を隔てる部分が損傷している可能性もあり、ショートのリスクが高まっています。
インターネット上では「針で穴を開けてガスを抜く」といった対処法が紹介されていることがありますが、これは非常に危険です。リチウムイオン電池内部のガスは可燃性であり、空気に触れることで発火する恐れがあります。また、電池内部の電解液は有毒で腐食性があるため、漏れ出した場合は健康被害を引き起こす可能性もあります。
一部のバッテリー修理サービスを謳う業者もいますが、膨張したリチウムイオン電池を安全に修復する技術は確立されていません。そのため、このようなサービスを利用することは推奨できません。
電池の専門家や製造メーカーも、膨張したバッテリーの使用継続や修理を明確に否定しています。例えば、NITEの安全ガイドラインでも膨張したバッテリーの使用中止と適切な処分を強く推奨しています。
膨張したモバイルバッテリーを見つけた場合は、修理や再利用を考えるのではなく、前述の適切な処分方法に従って安全に廃棄することが最も賢明な選択です。安全性を第一に考え、新しいモバイルバッテリーへの買い替えを検討しましょう。
膨らんだモバイルバッテリーの回収業者
膨らんだモバイルバッテリーを処分する方法として、専門の回収業者に依頼するという選択肢があります。自治体や家電量販店で受け付けてもらえないケースでも、適切に対応してくれる業者が存在します。
不用品回収業者の中には、膨張したリチウムイオン電池を含むモバイルバッテリーの回収に対応しているところがあります。例えば、東京都の品川区と大田区に拠点を持つ株式会社アール・イー・ハヤシのような産業廃棄物処理業者は、一般の方でも利用できるサービスを提供しています。こうした業者は自治体から認可を受けており、安全かつ適切な処理が可能です。
回収業者に依頼する際のメリットは、他の不用品と一緒にまとめて処分できる点です。引っ越しや大掃除のタイミングで、様々な不用品と一緒にモバイルバッテリーも回収してもらえるため、効率的に処分できます。また、複数のモバイルバッテリーがある場合も一度に処分できるのは大きな利点です。
ただし、回収業者を利用する際は費用が発生します。料金体系は業者によって異なりますが、通常は回収量や距離などに応じて料金が設定されています。事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。中には無料見積もり訪問を行っている業者もあるので、料金に不安がある場合は活用しましょう。
業者選びで重要なのは、許可を持った適切な業者かどうかの確認です。産業廃棄物処理業の許可を持っているか、自治体の優良事業者認定を受けているかなどをチェックするとよいでしょう。信頼できる業者であれば、ホームページに許可番号や認定情報が掲載されているはずです。
膨張したモバイルバッテリーの処分に困った場合は、一度専門の回収業者に相談してみることで、安全かつ適切な処分方法が見つかるかもしれません。
モバイルバッテリー膨張時のヤマダ電機での処分
ヤマダ電機では、基本的にJBRC(一般社団法人小型充電式電池リサイクル推進センター)と提携して、モバイルバッテリーの回収を行っています。店舗内には専用の回収ボックスが設置されており、不要になったモバイルバッテリーを無料で回収しています。
ただし、膨張したモバイルバッテリーについては注意が必要です。一般的にJBRCの回収ボックスでは、膨張や変形、破損したモバイルバッテリーは回収対象外とされています。これは発火や爆発のリスクを考慮してのことです。そのため、通常の回収ボックスに膨張したモバイルバッテリーを入れることはできません。
それでも、一部のヤマダ電機店舗ではJBRCと連携して、回収対象外品の処分にも協力している場合があります。JBRCのホームページで回収対象外品の処分に協力している店舗を検索すると、ヤマダ電機の一部店舗が表示されることがあります。ただし、全ての店舗で対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。
膨張したモバイルバッテリーをヤマダ電機で処分したい場合は、以下の手順を踏むことをおすすめします。まず、JBRCのホームページで回収対象外品の処分に協力している店舗を検索します。次に、該当する店舗に電話で問い合わせ、膨張したモバイルバッテリーの受け入れ可否を確認します。受け入れ可能との回答があれば、膨張したモバイルバッテリーを安全に梱包して持参しましょう。
持参する際は、バッテリーの端子部分をテープで絶縁するなど、安全対策を施すことが重要です。また、店舗スタッフの指示に従って適切に引き渡すようにしましょう。
なお、ヤマダ電機では新しいモバイルバッテリーを購入する際に、古いものを無料で引き取るサービスを行っている場合もあります。膨張したものについても対応してくれる可能性があるため、新規購入を検討している方は一度問い合わせてみるとよいでしょう。
モバイルバッテリーが膨張する前に取るべき対策
モバイルバッテリーの膨張トラブルを未然に防ぐため、日常的な使用方法と保管方法に気を配ることが重要です。適切な対策を講じることで、バッテリーの寿命を延ばし、安全に使用することができます。
まず、購入時には安全性が確認された製品を選びましょう。PSEマークやMCPCマークが付いた製品は、安全基準をクリアしていることを示しています。特に2019年2月以降は、モバイルバッテリーにPSEマークの表示が義務付けられているため、このマークがない製品は避けるべきです。また、極端に安価な製品や出所不明のメーカーの製品は、安全装置が不十分である可能性があるため注意が必要です。
日常的な使用においては、適切な充電習慣を心がけましょう。モバイルバッテリー自体の充電は、残量が20〜30%になったタイミングで行い、100%まで充電したら速やかにコンセントから外すことが推奨されます。長時間の充電や充電しながらの使用は、バッテリーに負担をかけ劣化を早める原因となります。
また、温度管理も重要です。モバイルバッテリーは0〜40℃程度の温度範囲で使用し、0〜35℃の範囲で保管するのが理想的です。真夏の車内や直射日光が当たる場所、暖房器具の近くなど高温になる場所での使用・保管は避けましょう。逆に極端な低温環境も避けるべきです。
物理的な取り扱いにも注意が必要です。モバイルバッテリーを落としたり、強い衝撃を与えたりすると内部構造が損傷し、膨張のリスクが高まります。また、ポケットに入れたまま座るなど、圧力がかかるような使用方法も避けるべきです。
定期的な点検も効果的です。モバイルバッテリーの外観に変化がないか、異常な発熱がないか、充電性能に問題がないかなどを確認することで、膨張の兆候を早期に発見できます。1年以上使用しているモバイルバッテリーや、使用頻度の高いものは特に注意して点検しましょう。
これらの対策を講じることで、モバイルバッテリーの膨張リスクを大幅に減らすことができます。安全に長く使用するための習慣を身につけましょう。

モバイルバッテリーが膨らんできた場合の安全対策まとめ

- 膨張の原因はリチウムイオン電池の電解質酸化によるガス発生
- 過充電や過放電はバッテリー劣化を促進する要因
- 高温環境(45℃超)での使用・保管は膨張リスクを高める
- 膨張したバッテリーは発火・爆発の危険性あり
- 強い衝撃や圧力が加わるとショートが起きやすくなる
- 異音や異臭は内部ガス発生の危険信号
- 膨張したバッテリーの放置は火災リスクを増大させる
- PSEマークのない製品は安全性に懸念あり
- 膨張したバッテリーは一般ごみで捨てられない
- 自治体によって回収ルールが異なるため事前確認が必要
- JBRC協力店での回収は膨張品の場合事前確認が必須
- 膨張バッテリーの一時保管には金属製容器が推奨される
- 膨張したバッテリーは元に戻すことができない
- 専門回収業者は費用がかかるが確実な処分方法
- 理想的な使用残量は30〜80%を維持すること