休日の洗車は気持ちいいものですが、拭き上げ作業でのタオル傷や時間の浪費に悩んでいませんか。マキタのブロワーを洗車に使えば水滴を一気に飛ばして大幅な時短になるだけでなくボディへの接触を減らして傷のリスクも減らせます。
ただ種類が多くて18Vや40Vのどれがおすすめなのか、話題のエアダスターとどっちが良いのか迷うこともあるでしょう。また純正や社外品のノズルをどう組み合わせれば最強の効果が出るのか、具体的な使い方も気になるところです。この記事では私が実際に試して分かった選び方のポイントや実践的なテクニックを分かりやすく解説します。
記事のポイント
- 洗車傷を防止し拭き上げ時間を劇的に短縮するメリット
- 18VのUB185DZなど用途に合わせたベストな機種選び
- 純正ワイパーノズルやワイドノズルを使った効率的な水切り
- 騒音に配慮した使い方や仕上げのコツまで徹底解説
マキタのブロワーを洗車に使うメリットと選び方

マキタのブロワーを導入することは、単なる道具の追加ではなく、洗車の質を根本から変える投資です。手作業では届かない隙間の水を弾き出し、愛車を傷から守るための最適なモデル選びについて、私の経験を交えて解説します。
洗車での傷防止効果と時短メリット
ブロワーを洗車に取り入れる最大の理由は、なんといっても「ボディに触れる回数を減らせる」ことです。洗車傷の多くは、実は汚れを落とす時ではなく、拭き上げの際にタオルで擦ることで発生しています。特に黒や濃紺車に乗っている方なら、拭き上げ後に太陽光で浮き出る微細なスクラッチ傷に頭を抱えたことがあるはずです。
マキタのブロワーを使えば、強力な風圧で水滴を非接触で吹き飛ばせるため、タオルの使用頻度を大幅に下げられます。実際、手作業で30分以上かかっていた拭き上げ作業が、ブロワーを使うことで5分程度に短縮されたという声も多く聞かれます。ドアミラーやグリルの隙間からいつまでも垂れてくる水滴も一撃で処理できるので、イオンデポジット(水シミ)のリスクも激減します。
おすすめの18Vモデル「UB185DZ」
これからマキタデビューする方に私が最も推したいのが、18Vシリーズの「UB185DZ」です。2020年に登場したこのモデルは、コンパクトなボディながら最大風速98m/sという驚異的なスペックを持っています。
前モデルと比較しても風量が約23%向上しており、洗車後の水滴飛ばしには必要十分なパワーを発揮します。片手で軽々と扱える1.8kgという軽さも魅力で、車体の上から下まで振り回しても腕が疲れません。実勢価格も本体のみなら8,000円〜9,000円程度と非常にリーズナブルで、コストパフォーマンスは最強クラスと言えるでしょう。
- 洗車に最適な風速(98m/s)を確保している
- 軽量コンパクトで取り回しが抜群
- 18Vバッテリーの汎用性が高い
40Vと18Vの違いと最強モデル比較
「どうせなら一番パワーがあるやつが良い」と考える方には、40VmaxシリーズのMUB001GZという選択肢もあります。このモデルは最大風量16m3/minと、18Vモデルの約5倍の風量パワーを持ち、まさに「エンジンブロワー並み」の性能です。
ミニバンのルーフやSUVのボンネットなど、広い面積の水滴を一瞬で吹き飛ばす能力は圧巻で、作業スピードは18Vとは比べ物になりません。しかし、その分本体が大きく重い(約4.9kg)ため、片手での長時間の作業は筋トレ状態になります。また、40Vバッテリーは18Vとの互換性がないため、新たにシステムを揃えるコストも高くなります。
| モデル | 電圧 | 最大風速 | 重量 | 洗車適性 |
|---|---|---|---|---|
| UB185DZ | 18V | 98m/s | 1.8kg | ◎(バランス最高) |
| MUB001GZ | 40V | 64m/s | 4.9kg | 〇(大型車・体力自慢向け) |
一般的な乗用車の洗車であれば、取り回しとパワーのバランスが良い18V(UB185DZ)で十分満足できるはずです。
バッテリーセットと本体のみの価格比較
購入時に注意したいのが、バッテリーが付属するかどうかです。マキタ製品は「本体のみ(型番の最後がDZ)」と「バッテリーセット(型番の最後がDRFなど)」で販売されています。
もしあなたがすでにマキタのインパクトドライバーや掃除機を持っていて、18Vバッテリーが手元にあるなら、迷わず「本体のみ」を選んでください。マキタの18Vバッテリーは100種類以上の工具で使い回せるのが最大の強みです。
これから初めてマキタを買う場合は、充電器とバッテリー(3.0Ahまたは6.0Ah)がセットになったモデルがお得です。コストを抑えたい場合は、信頼できる互換バッテリーを検討するのも一つの手です。ただし、安全性には十分注意が必要です。
安価な互換バッテリーにはリスクもあります。選び方については以下の記事を参考にしてください。

エアダスターとどっちが洗車向きか
最近話題の充電式エアダスター(AS180DZ)も気になりますよね。風速200m/sというピンポイントの爆風は魅力的ですが、結論から言うと「洗車全体の水滴飛ばしにはブロワーの方が向いています」。
エアダスターは風の範囲が狭すぎるため、ボディ全体を乾かすのには時間がかかりすぎます。一方で、ドアミラーの隙間やホイールのボルト穴など、細かい部分の水を弾き飛ばす能力はブロワー以上です。予算に余裕があれば「全体はブロワー、細部はエアダスター」という二刀流が最強ですが、どちらか一つなら汎用性の高いブロワーをおすすめします。
エアダスターの具体的な活用法やセット内容は、こちらの記事で詳しく解説しています。

マキタのブロワーで洗車するためのノズルと使い方

高性能なマキタのブロワーも、標準ノズルのままではそのポテンシャルを100%発揮できません。洗車に特化したノズル選びと、効率的な風の当て方をマスターして、プロ顔負けの仕上がりを目指しましょう。
洗車用ノズルは純正か社外品か
ブロワーの先端につけるノズルを変えるだけで、作業効率は劇的に変わります。選択肢は主に「マキタ純正」と「サードパーティ製(社外品)」の2つです。
個人的な推奨は、まずはマキタ純正のオプションノズルを検討することです。品質が安定しており、本体との嵌合(かんごう)も完璧だからです。一方で、社外品には純正にはないユニークな形状(超ワイドタイプやショートタイプ)があり、特定の用途では純正を凌ぐ性能を発揮します。価格も手頃なものが多いので、試しに使ってみるのも面白いでしょう。
ワイパーノズルでの水滴飛ばし活用法
洗車用として私が特におすすめしたいのが、マキタ純正の「ワイパーノズル(A-71211)」です。これは元々窓ガラスの水切り用に設計されたものですが、ボディの水滴飛ばしにも絶大な効果を発揮します。
吐出口がシリコン素材でできており、万が一ボディに当たっても傷がつきにくいのが最大の特徴です。扇状に広がった風が、まるで目に見えないワイパーのように水滴を帯状に押し流してくれます。ボンネットやルーフなどの広い平面を、一筆書きのように乾かしていく快感は一度味わうと病みつきになります。
ワイドノズルでの効率的な吹き飛ばし
さらに広範囲を一気に攻めたい場合は、社外品の「ワイドノズル」が便利です。純正ワイパーノズルよりもさらに幅広の形状をしており、ミニバンの側面などを一気に乾燥させるのに適しています。
Neko-Labなどのブランドからマキタ対応のワイドノズルが販売されており、ユーザーレビューでも「タオルの使用回数が激減した」と高評価を得ています。ただし、風の出口が広がる分、風速(風の勢い)は若干落ちる傾向にあるため、こびりついた水滴よりも、大まかな水を飛ばす用途に向いています。
実践的な使い方のコツと騒音対策
ブロワーを効果的に使うには、ただ風を当てるだけでなく、ちょっとしたコツが必要です。
- 上から下へ: ルーフ→ガラス→ボンネット→サイドの順に、重力に従って水を落とす。
- 隙間は近づけて: ドアミラーやグリルの網目は、ノズルを近づけて多方向から風を当てる。
- 風量調整: 全開だけでなく、地面近くや跳ね返りが気になる場所ではトリガーで風量を弱める。
また、注意したいのが「騒音」です。マキタのブロワーはかなり大きな音がするため、早朝や深夜の使用は近所迷惑になります。できるだけ日中の時間帯を選び、住宅街では長時間連続で作動させないよう配慮しましょう。
仕上げのタオル併用テクニック
最後に重要なポイントをお伝えします。それは「ブロワーだけで100%乾かそうとしない」ことです。
ブロワーで水滴を追いかけ回して完全に乾かそうとすると、時間がかかる上に、乾いた部分にまた水が飛んでくるイタチごっこになりがちです。ブロワーの役割はあくまで「水滴の8〜9割を飛ばすこと」と割り切りましょう。
残った細かな水滴だけを、吸水性の高いマイクロファイバータオルで優しく押さえるように拭き取るのが、最も早く、かつ傷をつけずに美しく仕上げる黄金パターンです。
まとめ:マキタのブロワーで洗車を快適に
マキタのブロワーは、洗車作業の負担を劇的に減らし、愛車の美観を守るための強力なパートナーです。特に18VのUB185DZは、性能と価格のバランスが良く、純正のワイパーノズルと組み合わせることで最強の洗車ツールになります。
まだタオルだけで拭き上げをしているなら、ぜひこの「風の力」を体験してみてください。一度使えば、もうブロワー無しの洗車には戻れなくなるはずです。

