マキタの充電式エアダスター18V「AS180D」は、多くの工具ファンが待ち望んでいた製品です。2023年1月の発売以来、その多機能性と高いパフォーマンスで注目を集めています。先行して発売された40Vmax版「AS001G」と同等のパワーを実現した18V版で、既存のマキタ18Vバッテリーとの互換性を求めるユーザーからの強い要望に応える形で登場しました。
この記事では、充電式エアダスター18V「AS180D」について、発売背景から18Vと40Vの違い、付属するアタッチメント一覧、最適なバッテリーの選び方、互換バッテリー使用時の注意点まで徹底解説します。さらに、基本的な使い方から洗車などへの応用例、従来のブロワーとの違い、コストパフォーマンス分析、中古市場の現状、実際のユーザーからの口コミレビューまで幅広くカバーしています。
AS180Dは、最大風速200m/s、8種類の標準アタッチメント、4段階風量調節など充実の仕様で、電子機器のホコリ除去から浮き輪の空気入れまで様々な用途に対応できる万能ツールです。マキタの18V充電式工具を検討中の方や、すでに所有している方にとって、この記事がフル セット導入の参考になれば幸いです。一家に一台あると便利なこのエアダスターの魅力を、隅々までお伝えしていきます。
記事のポイント
- マキタの18Vエアダスター「AS180D」の特徴とアタッチメント内容
- 標準付属品と別売り品の違いやバッテリー選択に関する情報
- 40Vmax版との性能比較と実質的な違いがほとんどないこと
- 本体価格と各種アクセサリを含めたフルセット構成の詳細
マキタ エアダスター18V(フルセット)とは

- マキタ エアダスター18V|発売予定と背景
- マキタ エアダスター|18Vと40Vの違いを解説
- マキタ エアダスター18V|アタッチメント一覧
- マキタ エアダスター18V|バッテリーの選び方
- マキタ エアダスター18V|互換バッテリーの注意点
マキタ エアダスター18V|発売予定と背景
マキタの充電式エアダスター18V「AS180D」は2023年1月に発売されました。この製品は、先行して2021年10月に発売された40Vmax仕様の「AS001G」に対するユーザーからの要望を受けて登場したものです。多くのユーザーが既存の18Vバッテリーとの互換性を望んでいたため、マキタは18V対応モデルの開発に着手しました。
背景には、HiKOKIが2022年9月に18V対応のコードレスエアダスタ「RA18DA」を発売したことで、マキタも18Vモデルの拡充を急いだという市場競争の側面もあります。実際、マキタのユーザーからは「既存の18Vバッテリーを活用したい」という声が多く寄せられていました。
マキタはこの要望に応えるため、AS180Dを開発する際に40Vmaxモデルと同等の性能を維持することを目指しました。ハイパワーブラシレスモータの搭載やモータ制御の最適化により、18V機でありながら40Vmax同等のパワーを実現しています。
一方で、当初から18Vモデルを先行発売するか、18Vと40Vmaxを同時に展開するという選択肢もあったかもしれません。後発で18Vモデルを出したことで、40Vmaxシリーズの位置づけに影響が出るという見方もあります。
なお、AS180Dは本体のみの「AS180DZ」として販売されており、バッテリーや充電器は別売りとなっています。定価は税抜24,600円で、オンラインショップでは概ね19,000円前後で購入可能です。
マキタ エアダスター|18Vと40Vの違いを解説
マキタの充電式エアダスター「AS180D(18V)」と「AS001G(40Vmax)」の最大の違いは電圧のみです。驚くべきことに、その他のスペックはほぼ同一となっています。最大風速は200m/s、最大風量は1.1m³/min、最高圧力は29.7kPaと両機種とも同等の性能を発揮します。
サイズと重量もほとんど変わらず、AS180DはBL1860B装着時で1.5kg、AS001GはBL4025装着時で1.53kgと僅か30gの差しかありません。さらに本体の形状も同一で、手持ち感にも違いはありません。
機能面でも、4段階の風量切替や無段階調整、風量固定機能、LEDライトなど同じ機能を搭載しています。付属のアタッチメントも8種類と同一で、使用できるシーンに差はありません。
本体のみの価格も両機種ともに税抜24,600円と同一です。これはマキタが18Vモデルをあえて下位モデルとして位置づけなかったことを示しています。実際、ハイパワーブラシレスモータの搭載とモータ制御の最適化により、18V機でも40Vmax機と同等のパワーを実現しています。
購入を検討する際は、既にお持ちのバッテリーに合わせて選ぶことが最も合理的です。18Vシリーズは対応する工具の種類が多いため、初めてマキタの充電式工具を購入する場合は18Vモデルの方が将来的に便利かもしれません。
マキタ エアダスター18V|アタッチメント一覧
マキタの充電式エアダスター18V「AS180D」には、標準で8種類のアタッチメントが付属しています。これらのアタッチメントは40V機「AS001G」と同じものが使用でき、用途に応じて簡単に交換可能です。
吹き飛ばし用アタッチメントとしては、「ノズル3」「ノズル7」「ノズル13」「フレキシブルノズル6」「ワイドレンジノズル」の5種類が付属しています。ノズル3はドリル穴の削りカスやOA機器のホコリ除去に、ノズル7はエアコンフィルタのクリーニングに、ノズル13はサッシ溝の清掃に最適です。フレキシブルノズルは他のノズルが入らない狭い場所に、ワイドレンジノズルは広範囲の吹き飛ばしに向いています。
空気入れ・空気抜き用としては、「エアベントホース」「ピンチバルブノズル」「ラバーアタッチメント20-30」「ラバーアタッチメント65」の4種類が付属しています。エアベントホースは空気抜き時に使用し、ピンチバルブノズルは浮き輪やビーチボールの空気入れに、ラバーアタッチメント20-30は大きな浮き輪やビニールプールに、ラバーアタッチメント65は布団圧縮袋に使います。
また、粉塵が多い場所で使用する際のフィルタも標準で付属しています。このフィルタはエアダスターの背面に取り付けて使用でき、過酷な環境での耐久性を向上させます。
別売りのアクセサリーとしては、「ロングノズルセット品」もあります。このセットはロングノズルFとロングノズルRがセットになっており、アンカー下穴の清掃などに便利です。アタッチメントの交換は押し込むだけで取り付け、回すだけで取り外せる簡単な構造になっています。
マキタ エアダスター18V|バッテリーの選び方
マキタのエアダスター18V「AS180D」を最大限に活用するためには、適切なバッテリーを選ぶことが重要です。AS180Dは18Vバッテリーシリーズに対応しており、主に容量の違いによって複数の選択肢があります。
バッテリーの容量は作業時間に直結します。AS180Dの場合、容量6.0Ahの「BL1860B」を使用すると、最弱モード(モード1)で約55分、最強モード(モード4)でも約15分の連続使用が可能です。一方、容量が小さいバッテリーでは使用時間が短くなるため注意が必要です。
バッテリー選びで重視すべき点は、主に以下の3つです。まず、「容量(Ah)」です。マキタの18Vバッテリーには2.0Ah(BL1820B)、3.0Ah(BL1830B)、6.0Ah(BL1860B)などがあります。容量が大きいほど長時間使用できますが、その分重量も増加します。
次に「重量」です。エアダスターは片手で持って使用することが多いため、バッテリーの重さも体感的な使いやすさに影響します。BL1860Bを装着したAS180Dの総重量は約1.5kgとなり、長時間の使用では腕の疲労を感じる場合もあります。
最後に「コスパ」です。バッテリー単体の価格は2.0Ahで約11,700円、3.0Ahで約12,300円、6.0Ahで約15,970円(2025年4月時点)となっています。すでに他のマキタ18V工具をお持ちの方は、同じバッテリーを共用できるためコスト削減になります。
また、バッテリーアダプタ「BAP18」や「BAP18E」を使えば、背負い式のポータブル電源ユニット「PDC01」からの電力供給も可能です。これにより、さらに長時間の連続使用が実現できます。
初めてマキタの18V工具を購入する方には、将来的な拡張性を考えて6.0Ahのバッテリーがおすすめです。一方で、すでに他の容量のバッテリーをお持ちの方は、まずはそれを流用してみて、必要に応じて追加購入を検討するとよいでしょう。
マキタ エアダスター18V|互換バッテリーの注意点
マキタのエアダスター18V「AS180D」用のバッテリーとして、純正品よりも安価な互換バッテリーを検討される方も多いでしょう。しかし、互換バッテリーには知っておくべきいくつかの注意点があります。
互換バッテリーの最大のメリットは価格の安さです。純正の18Vバッテリー(6.0Ah)が約16,000円であるのに対し、互換品は半額以下で購入できる場合もあります。ただし、この価格差には相応の理由があることを理解しておく必要があります。
まず安全性についてです。純正バッテリーは厳格な品質管理のもとで製造されていますが、互換品は品質にばらつきがあることがあります。最悪の場合、発熱や発火などの安全上の問題が生じるリスクもあります。特にAS180Dのような高出力を必要とする工具では、バッテリーへの負荷も大きくなるため注意が必要です。
次に性能面での差異です。互換バッテリーは表示されている容量(Ah)通りの性能が出ない場合があります。このため、連続使用時間が純正品より短くなったり、出力が安定しなかったりすることがあります。AS180Dは最大風速200m/sというパワフルな性能を発揮するため、安定した電力供給が重要です。
また保証の問題もあります。互換バッテリーを使用して本体に不具合が生じた場合、メーカー保証が適用されないことがあります。マキタの工具本体は高額な投資であることを考えると、この点は慎重に検討すべきでしょう。
互換バッテリーを使用する場合は、信頼できるメーカーのものを選ぶことが重要です。評判やレビューをよく確認し、CE認証などの安全基準に適合しているかどうかを確認することをおすすめします。
最終的には、エアダスターの使用頻度や予算によって判断すべきです。頻繁に使用する場合や長期的な信頼性を重視する場合は純正バッテリーが、コストを抑えて気軽に使いたい場合は互換バッテリーが選択肢となるでしょう。どちらを選ぶにしても、メリットとリスクを理解した上で判断することが大切です。
マキタ エアダスター18V(フルセット)の使い方

- マキタ エアダスター18V|使い方の基本
- マキタ エアダスター18V|洗車への応用
- マキタ エアダスター18V|ブロワーとの違いとは
- マキタ エアダスター18V|コスパ分析
- マキタ エアダスター18V|中古市場の現状
- マキタ エアダスター18V|口コミレビュー
マキタ エアダスター18V|使い方の基本
マキタのエアダスター18V「AS180D」の基本的な使い方は非常にシンプルです。まず充電済みのバッテリーを本体に装着します。バッテリーは「カチッ」と音がするまでしっかりと差し込むことがポイントです。
次に用途に合わせたアタッチメントを選びます。吹き飛ばし作業であれば「ノズル3」「ノズル7」「ノズル13」などが、空気入れであれば「ピンチバルブノズル」や「ラバーアタッチメント」が適しています。アタッチメントの取り付けは、本体の吹き出し口に押し込むだけで完了します。取り外す際は、アタッチメントを回すとばねの力で自然に外れます。
操作方法は、本体下部にある風量切替ボタンで4段階のモードを選択し、トリガーを引くだけです。モード1が最も弱く、モード4が最も強いパワーを発揮します。トリガーの引き具合で無段階に風量調整も可能なので、繊細な作業にも対応できます。
長時間の連続使用をしたい場合は、トリガーを引いた状態でロックボタンを押すと、トリガーから指を離しても運転が継続します。ただし、このロックはトリガーを目いっぱい引いた状態(最大風量)でしか機能しないため注意が必要です。
フィルターのメンテナンスも重要です。本体背面のフィルターカバーを外すと、黒いスポンジフィルターがあります。これは取り外して水洗いができるので、定期的に清掃することで性能低下を防げます。特に粉塵の多い場所で使用した後は、必ずフィルターの清掃を行いましょう。
また、粉塵が多い環境で使用する場合は、標準付属の専用フィルター「フィルタC」を装着することで、本体の耐久性を向上させることができます。
バッテリー残量が少なくなると、LEDライトが点滅してお知らせしてくれる機能もあります。使用中にライトが点滅し始めたら、バッテリーの交換または充電を検討しましょう。
マキタ エアダスター18V|洗車への応用
マキタのエアダスター18V「AS180D」は洗車シーンでも優れた活躍を見せます。特に水洗い後の水滴除去や、細かい隙間の清掃に絶大な効果を発揮します。
洗車での主な用途は、まず水洗い後のボディやホイール、ドアミラーなどに残った水滴の除去です。タオルで拭き取る前に、AS180Dのワイドレンジノズルを使って水滴を吹き飛ばしておくことで、拭き跡やスクラッチの発生リスクを大幅に軽減できます。特にホイールの細かい部分や、エンブレム周りなどの複雑な形状部分に効果的です。
また、エンジンルームの清掃にも適しています。ノズル3やフレキシブルノズルを使用することで、電装部品などの水に弱い部分に水をかけることなく、埃や落ち葉などを除去できます。ただし、強すぎる風は電装部品を傷める可能性があるため、モード1やモード2の弱めの設定で使用することをおすすめします。
車内清掃においても、エアコン吹き出し口や、シートのレール部分、コンソールボックスの隙間など、掃除機では届きにくい場所のホコリ除去に最適です。繊細な内装材に対しては、風量を抑えて慎重に操作することがポイントです。
冬季には、ドアの凍結防止やフロントガラスに積もった雪の除去にも活用できます。エアダスターから出る空気にはモーターの熱が含まれているため、軽い凍結であれば溶かすことも可能です。融雪スプレーやスクレーパーを使わずに済むため、車体に優しい除雪方法となります。
ただし、いくつか注意点もあります。高出力で塗装面に近づけすぎると、ゴミが巻き上がって塗装に傷をつける可能性があるため、適切な距離を保つことが重要です。また、内装の清掃時には風で小物が飛ばされないよう注意が必要です。バッテリー消費も早いため、洗車全体を通して使用するなら予備バッテリーを用意するとよいでしょう。
マキタ エアダスター18V|ブロワーとの違いとは
マキタのエアダスター18V「AS180D」とブロワーは一見似ていますが、用途や性能特性に大きな違いがあります。両者の特徴を理解することで、適切な用途に合わせた選択が可能になります。
まず最大の違いは「サイズと出力」です。エアダスターはインパクトドライバーに近いコンパクトなサイズで、片手で扱える軽量設計になっています。一方、ブロワーは両手で持つことを前提とした大型のツールです。AS180Dの重量は約1.5kgですが、マキタの18Vブロワーは約2.0kg、より大型になると3.0kg以上あります。
次に「風量と風速」の特性差があります。エアダスターAS180Dは最大風速200m/sと高速ですが、風量は1.1m³/minと比較的小さめです。対してブロワーは風速はやや劣るものの、風量が大きいため広範囲の清掃に向いています。例えばマキタのブロワーは風量が最大13.4m³/minと、AS180Dの約12倍もの風量を発揮します。
「使用目的」も異なります。エアダスターは主に精密機器のホコリ除去や狭い隙間の清掃、小型の浮き輪への空気入れなど、繊細な作業に適しています。一方、ブロワーは庭の落ち葉の掃除や広範囲の清掃作業など、屋外での作業を主な用途としています。
「アタッチメントの多様性」もエアダスターの特徴です。AS180Dには8種類のアタッチメントが標準付属しており、空気の吹き出しだけでなく吸引機能も備えています。これにより浮き輪への空気入れや布団圧縮袋からの空気抜きなども可能です。ブロワーはアタッチメントの種類が少なく、主に吹き飛ばし機能に特化しています。
「バッテリー消費」についても違いがあります。エアダスターは比較的低消費電力で、BL1860B装着時で最大約55分の連続使用が可能です。ブロワーは高出力であるため、バッテリー消費も早く、同じバッテリーでも使用時間は短くなります。
選択のポイントとしては、屋内や繊細な作業が多い場合はエアダスター、屋外での広範囲清掃が主な用途ならブロワーが適しています。両方の機能が必要な場合は、まずはエアダスターから購入して、不足を感じたらブロワーを追加するという方法もおすすめです。
マキタ エアダスター18V|コスパ分析
マキタのエアダスター18V「AS180D」のコストパフォーマンスを分析すると、初期投資は決して安くありませんが、長期的な価値は高いと言えます。本体のみ「AS180DZ」の実売価格は概ね19,000円前後で、バッテリーや充電器を含めると総額30,000円を超えることもあります。
このコストに見合う価値があるかどうかを判断するためには、まず多機能性を評価する必要があります。AS180Dは単なる送風機ではなく、8種類のアタッチメントを駆使することで、電子機器のホコリ除去から浮き輪の空気入れ、庭の落ち葉掃除、車の雪下ろしまで幅広い用途に対応できます。これにより複数の道具を購入する必要がなくなり、結果的にコスト削減につながります。
また、18Vシリーズのバッテリー共通化も大きなメリットです。すでにマキタの18V工具を所有している場合、バッテリーを流用できるため、本体価格のみで導入可能となります。マキタの18V製品ラインナップは200種類以上あり、将来的な拡張性も考慮すると、この互換性は非常に価値があります。
耐久性も高評価ポイントです。マキタ製品は一般的に堅牢な作りで知られており、家庭用途であれば数年から10年程度の長期使用が期待できます。単純に使用年数で初期コストを割れば、年間数千円の投資で多機能ツールが使えることになります。
ランニングコストも比較的低めです。電気代はバッテリー充電のみで、ガソリンエンジン式のブロワーのような燃料費は不要です。また、定期的なメンテナンスはフィルター清掃程度で済むため、維持費の心配も少ないです。
一方で、デメリットもあります。類似機能を持つ安価な製品も市場に存在するため、単純な送風機能だけを求めるなら、もっと安価な選択肢もあります。また、専門的な用途では専用機器に性能面で劣る場合もあるでしょう。
総合的に見ると、AS180Dは多用途に活用する予定がある方、すでにマキタ18V製品を所有している方、長期的な使用を前提とする方にとっては高いコストパフォーマンスを発揮する製品だと言えます。初期投資は決して安くありませんが、versatilityと耐久性を考慮すれば、十分に価値のある投資と評価できます。
マキタ エアダスター18V|中古市場の現状
マキタのエアダスター18V「AS180D」の中古市場は、比較的新しい製品であるにもかかわらず、徐々に形成されつつあります。主にフリマアプリやオークションサイトで取引されており、2023年の発売以降、少しずつ流通量が増えてきています。
中古価格の相場は本体のみ「AS180DZ」で13,000円~16,000円程度です。これは新品の実売価格(約19,000円)と比較すると、20~30%程度の値引きとなっています。バッテリー付きのセットになると、搭載されているバッテリーの容量や状態によって価格差が大きくなり、18,000円~25,000円程度で取引されているケースが見られます。
中古品を購入する際の最大のメリットは、やはり価格面です。新品と比較して数千円の節約が可能となります。また、すぐに入手できる点も利点です。人気商品は新品が品薄になることもありますが、中古市場ではすぐに購入できる可能性が高まります。
ただし、いくつかの注意点もあります。まず、バッテリーの劣化状況です。リチウムイオンバッテリーは使用頻度や保管状態によって性能が低下するため、中古品ではバッテリーの状態を確認することが重要です。連続使用時間や充電サイクル数を確認できれば理想的です。
次に、アタッチメントの有無です。AS180Dは標準で8種類のアタッチメントが付属していますが、中古品では一部が紛失していることもあります。特に使用頻度の低いアタッチメントは見落とされがちなので、全て揃っているかを確認することをおすすめします。
また、保証の問題もあります。正規販売店で購入した新品には通常メーカー保証が付きますが、中古品では保証期間が残っていない場合がほとんどです。故障リスクを考慮する必要があります。
中古品購入を検討する際には、実際の使用状況や外観の傷、動作確認の有無などを売主に確認するとよいでしょう。また、専門業者による整備済み中古品であれば、個人間取引よりも安心感が高まります。
全体として、AS180Dの中古市場は新品価格との差が現時点ではそれほど大きくないため、状態の良い中古品を見つけられれば合理的な選択となりますが、新品の安心感を求める方は正規ルートでの購入を検討すべきでしょう。
マキタ エアダスター18V|口コミレビュー
マキタのエアダスター18V「AS180D」の実際のユーザーからの口コミやレビューを分析すると、全体的に高評価の傾向が見られます。特に多く挙げられているポイントは、多機能性、使いやすさ、パワフルな性能です。
最も評価されているのは、多様な用途に対応できる点です。ある家庭ユーザーは「これ一台で家の中からお庭まで、お掃除が楽になっています」と述べており、別のユーザーは「電子機器のホコリ除去から、車の雪下ろし、子供のプール準備まで幅広く活躍している」と高く評価しています。
特に空気入れ・空気抜き機能については、予想以上の満足度が見られます。ビニールプールを使用する家庭からは「エアダスタを買うまでは1度プールを膨らましたら、夏過ぎるまで膨らましたままでした。エアダスタ買ってからは好きな時にプールを出したり片づけたりしています」という声があります。
パワー面についても、「最大風速200m/sは伊達じゃない」「10年分の電子機器内部のホコリもあっという間に吹き飛ばせた」など、実感を伴った評価が多く見られます。40Vmaxモデルと同等のパワーを18Vで実現している点も高く評価されています。
操作性についても、4段階の風量調節や無段階調整機能が使いやすいという意見が多いです。「モード4(最強)で吹き掃除するとホコリが宙に舞うので、掃除のときはモード1,2を主に使っている」など、用途に応じた使い分けが可能な点が評価されています。
一方で、改善を望む声もいくつか見られます。連続運転時のロック機能について「トリガーを目いっぱい引いた状態(フル運転)じゃないとロックが掛からない」「片手では押しにくい」という指摘があります。また、「アタッチメントが多すぎて全て使いこなせていない」という声もあり、初心者には若干複雑に感じる可能性もあります。
バッテリー持続時間については評価が分かれており、「BL1860Bでモード1なら55分も使えるから十分」という声がある一方で、「パワフルに使うと15分程度しか持たないのが惜しい」という意見もあります。
総合的に見ると、AS180Dは特に家庭でさまざまな用途に活用したいユーザーから高い支持を得ている製品と言えます。価格に見合う価値があると感じているユーザーが多く、「なんでもっと早く買わなかったんだろうと後悔した」という声も少なくありません。
マキタ エアダスター18V(フルセット)の総合まとめ

- 2023年1月に発売された18V充電式エアダスター「AS180D」
- 先行発売の40Vmax「AS001G」と同等の性能を実現
- 最大風速200m/s、最大風量1.1m³/minの高性能
- 本体のみ「AS180DZ」の定価は税抜24,600円
- 実売価格は一般的に19,000円前後
- 吹き飛ばし用と空気入れ用計8種類のアタッチメントが付属
- 4段階の風量調節と無段階調整機能を搭載
- トリガーロック機能で連続運転が可能
- バッテリー残量低下をLEDライトの点滅でお知らせ
- BL1860B(6.0Ah)使用時、モード1で約55分連続使用可能
- 電子機器のホコリ除去から浮き輪の空気入れまで多用途に対応
- 洗車時の水滴除去や細部清掃に特に効果的
- 中古市場では本体のみで13,000円〜16,000円程度
- 定期的なフィルター清掃で性能維持が可能
- ブロワーと比較して小型軽量だが風量は少なめ